先日、第48回衆議院選挙、在外投票に行ってきました。
実は初めての在外投票でした
もう海外生活が6年になるのですが、今まで在外投票を行ってきませんでした。
バリ島在住時
・最初は海外転居届を出していなかった
・大使館まで車で1時間かかるところに住んでいた
・妊娠出産で身動きが取れず
・投票したいと思って、在外投票の登録をしようとしたら、申請から実際に選挙に投票できるようになるまで2か月以上かかるということでタイミングを逃した
台湾在住時
・日本と正式な国交がないので台湾では投票できず、郵便投票しか方法がなかった。
この数年の日本の情勢に気を向けながらも、いっぱいSNSで政治関連情報をシェアしながらも、一時帰国時には選挙演説に積極的に足を運んでいながらも、投票してこなかったんです。
悔しい思いをずっとしてきたから、今回はオランダに住所を移してすぐ、在外投票の申請に行ってきました。
在外投票って事前に申請していなくちゃいけないし、手間のかかるもの。我が家はデンハーグに住んでいるので、自転車で20分で大使館に行けますが、まさに一日がかりでいらっしゃる方がたくさん。
そして、私が今まで在外投票できなかったように、いろんな事情で、投票できないという方もたくさんいるはず。日本国民全員が持つ権利なのだから、もっと手軽にできたらいいのになぁと思ってしまいます。
在外選挙についてはこちらを参考に
今回の選挙、神奈川14区
私は最終的な住民票所在地が、相模原市中央区の実家なので、選挙区は神奈川14区になります。選挙区の区割りも変更になっているところがあるようで、確認しておくとよいでしょう。
神奈川14区は、もともと藤井裕久が幅を利かせていた選挙区。今回の候補者が3人っていうのは、少ないというかなんというか。。。景気の悪さのようなものを感じます。
神奈川14区、候補者は3名
赤間二郎 自民党
出身が相模原。現内閣府副大臣。自民党。
主な政策が
・憲法改正と集団的自衛権の行使に賛成。
・アベノミクスを評価する。
・原発は日本に必要。
・村山談話・河野談話を見直すべき
ちなみに気になるところでは「リニア推進派」
台湾に副大臣として公務でいったのは、国交断絶後赤間さんが最初。
教育費の負担軽減や女性の活躍できる社会を目指している
もとむら賢太郎 希望の党
相模原育ち。元大蔵大臣の藤井裕久の元秘書。
自民→民主→小池百合子が立ち上げた希望の党
主な政策が
・定数削減などの政治改革
・消費税の社会保障への活用
・脱原発と日本の成長
・国益最優先の外交
・被災地復興迅速化
母子家庭で育った、庶民派。
被災地の支援活動もかなり行っているようです。
給食の放射性物質の検査の実施、補給廠一部早期返還に寄与したようです。
中野渡じゅん 共産党
もう一つサイトがあるようなのですが、開かず。SNSもやっていらっしゃらないようです。
・原発廃止、再生可能エネルギーへ
・戦争を起こさないためにも米・北朝鮮の対話を促す
・基地の返還を求める
・消費税増税中止。大企業に増税をして財源を確保
・市民目線の街づくり。環境を保護し市内の産業を支援。
リニアの問題に取り組み続けている。
市長選にも出ていた方。情報が全然ないなぁ。。。
ドイツやイギリスなどに赴任経験あり。子ども5人!
候補者の中で一番ご高齢。
中野渡さん以外はwikiにも掲載されている、もうベテラン議員さん。
こうやっておひとりおひとりサイトを見てみると、自分との思想の違いはあっても、それぞれが良い日本のためにいろいろ考えて活動していらっしゃる方なんだなぁって思います。いろんな思いから政治家になってるんだなぁ。
共産党も自由民主党も、名前と実際の活動が一致していないというか・・・共産党のほうが自由で民主的な政治を目指しているように感じます。60歳以上のみなさん、今の共産党は、かつてのそれとは異なるんだと思いますよ!!ということを強く言いたい。
ここでは、特定の政党や候補者を薦めることはしません。みなさんが候補者のことをよく調べて、投票したらよいと思います。
こんなわかりやすいマニフェスト比較も↓
質問に答えていくだけで、自分と考えの近い政党はどれかというのがわかるものも。
比例区の投票、それから日本国内での選挙の場合は、最高裁判官の国民審査もあります。
最高裁判官の国民審査で要確認の3名
木澤克之判事::加計学園監事(弁護士会の推薦を無視して安倍が任命)
小池裕判事::森友学園への国有地売却問題に関して電子データ保全要求申し立て却下を確定
菅野博之判事:辺野古新基地建設での国と県が争う裁判で県の上告を棄却
ハーグの日本大使館でございます。オランダ感ゼロの建物。
不正選挙は本当にあるのか?政治に絶望しても。
選挙結果が改ざんされているなどの話は、陰謀論でもなんでもなくて、結構本当にありそうな話みたいです。私だって、選挙に投票してもしなくても、実は未来は決まっているんじゃ・・・?シナリオはすでにあるのでは・・・?という思いはあります。
それでもやっぱり投票をしたいのは、子どもに希望を見せたいから。
民主主義である以上、私たち民衆が諦めてはいけないって姿を、子どもには示しておきたい。まさに未来に絶望しか待っていないような時代に生まれている子どもたちに、親が「何やっても無駄だ」って言いたくないなぁって。選挙の不信な側面も伝えつつ、それでも未来の子どもたちにVOTEする、意見を表明する、一種の祈りの儀式のようなものかもしれないね。
海外に出ている人の中には、日本の未来に絶望していたり、来るであろう戦争や徴兵や、そんなきな臭い日本政府から逃れるために海外に出ているという人も多くいます。投票をする、
しない、もそれぞれ。みんな自分の意見や価値観の中で判断していると感じます。
我が家も夫婦で話合いはよくするけれど、違った意見を持っていたりもします。私は私で、こうやって調べたり投票に行ったりするわけで。それでいいと思う。
私は日本に住んでいなくても、パスポートは日本で、日本国籍を有していますから、投票する権利は行使していきたい。子どもたちの未来を、これからも真剣に考えていきたいと思っています。選挙権のあるみなさんも、ぜひぜひ、よろしくお願いします^^