精油解説アーカイブ

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甘夏
【和名】甘夏
【学名】Citrus natsudaidai
【抽出部位】果皮
【抽出方法】水蒸気蒸留法(精油メーカーにより異なります)
【成分】リモネン、ガンマテルピネン、ベータミルセン、アルファピネン

私の持っている甘夏オイルは、福岡県糸島のわかまつ農園さんのものです。
もう開封からだいぶ時間がたっていますが・・・
甘夏は、80%近くがリモネンという成分で占められています。血流の促進作用、精神を落ち着ける鎮静作用、脂肪溶解作用、殺菌作用、抗酸化作用、
界面活性作用(よく洗剤に柑橘オイルが使われますね)、抗真菌作用(カビに対する作用。カンジタや水虫などにも)、心と体の加温作用、
育毛作用などがあります。

甘さとすっきりした香りのバランスが良く、ダイエット用のマッサージオイル、ヘアスプレー、リップクリーム、ハンドクリーム、風邪予防や空間浄化のルームスプレー、お掃除アイテム、石鹸など、たくさんの用途があります。

※ベルガモットやグレープフルーツをはじめとするかんきつ系オイルは、光毒性(光感作作用)があり、フロクマリン類(特にベルガプテンという成分)の含有が多いものは、アレルギー様の反応、シミ、赤みが出る可能性があります。
ベルガプテンフリーのものや、水蒸気蒸留法のものの場合、光感作作用は起こりにくいのですが、少量でも重度の反応を起こしてしまう方がいらっしゃったり、
メーカーや抽出方法までチェックしてから精油をご家庭で使用なさるケースは少ないと思うので、講座内では「柑橘系はお日様に当たるときは使わないで」とお伝えしています。

参考サイト:
わかまつ農園さん/ウェブショップ
https://noukaseries.thebase.in
日本アロマ環境協会/柑橘精油に含まれるベルガプテン量の比較https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/new/vol22.php

イランイラン
【和名】イランイランノキ
【学名】Cananga odorata
【抽出部位】花
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【成分】安息香酸ベンジル、ゲルマクレンD など

イランイランは長い時間をかけて蒸留機にかけるため、メーカーによりその抽出段階に応じたグレードが設定されています。
グレードにより成分や香りにもかなり違いが出るのが特長です。

鎮静作用がある一方、性的な興奮を高める効果があるとされ、フィリピンや、インドネシアの王室などではかつて新婚初夜のベッドに花を散りばめたとか。ホルモン様の作用があり、女性特有の生理前や更年期の不調、そしてバストマッサージにぴったり(妊娠中の使用はおすすめしません。授乳期が終わってからバストアップマッサージを!)

神経を鎮静する効果があるので、夜神経が立って寝られないようなとき、動悸、血圧の上昇、過呼吸など亢進状態を鎮静させることができるため、パニック障害や子どものADHD、更年期の不調などにも利用されることがあります。
不安定になりがちな季節やお出かけ時には、ポーチにそっとイランイラン入りのアロマケアグッズを忍ばせておくのがおすすめ。

スキンケアでは「皮脂バランスを整える」効果があるので、脂性肌や混合肌の方にもおすすめ。皮脂バランスを整えるということは、頭皮のべたつきなどが気になるときにも◎さらに、発毛は女性ホルモンが大きく関係しているので、頭皮マッサージ用のヘアチンキやヘアオイルなどにもおすすめです。

香りが強く、皮膚への刺激も強いので、少量から使用します。妊娠中、授乳中の使用はおすすめできません。

※妊娠中禁忌のオイルは、流早産を起こす可能性がある作用を持っているもの、胎児に神経系の作用を及ぼす可能性がある作用を持っている精油などが、メーカーにより表示されています。一般的な使い方(キャリアオイルで希釈してマッサージをする、コスメなどに数滴入れる、部屋にディフューズするなど)をする程度では、母体、胎児ともに影響を及ぼすことはないとアロマ関連協会が正式にコメントを出しています。「不快ではないか」というご自分の感覚も大事にしながら、低濃度で様子を見て使用すること、また連続使用はしないように注意して、精油の香りを楽しみましょう。

ウィンターグリーン
【和名】ヒメコウジ
【学名】Gaultheria procumbens
【抽出部位】葉
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【成分】 サリチル酸メチル

アロマ講座で「湿布の臭いだー」と話題になるのがこちらの精油。精油に含まれる成分であるサリチル酸メチルが90%以上で構成されています。

ツツジの仲間なので、つやのある硬めの葉で、赤い実がなるのが特長。主な産地が中国で、中国語圏では「冬青油」と表記されます。白百合油や紫花油など、「ご当地何でも効く系オイル」によく使われています。頭の痛い時にはこめかみに塗ってー、おなかの痛い時はおなかに塗ってー、肩こりにもいいよーみたいな、そんなタイプのオイルですね。

ちなみに、ドイツが誇るブランド、クナイプでもウィンターグリーンのバスソルトがありますよ。パッケージの絵で探してみてください。
抗炎症作用が強く、鎮痛、鎮痙、うっ滞除去の作用があります。そのため、肩こり腰痛、神経痛、リウマチなどによく使われます。肩こりからくる頭痛や、片頭痛(うっ滞除去作用だけでなく収れん作用もあるので、膨張しすぎていたり緩み過ぎた場合に起こるものにも!)の両方に効果を発揮することができます。ガスっぽいおなかに良かったり、痰を切る効果があったりもします。

刺激が強めのオイル。妊娠中や授乳中の使用は避け、子どもへの使用も控えましょう。患部に塗布する場合は、スイートアーモンドやホホバなどのオイルとあわせ、必ず希釈してから使いましょう。

オレガノ
【和名】花薄荷
【学名】Origanum vulgare
【抽出部位】葉及び花
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【成分】 カルバクロール、チモール

トマトといえばオレガノ!ピザといえばオレガノ!というくらい、我が家ではイタリアン系お料理に良く使うハーブです。ちょっと風邪気味のときは、オレガノ、タイム、トマトたっぷりのスープを作って食べることが多いです。
カプレーゼ(トマトとモッツァレラチーズのサラダ)に、バジルではなくオレガノも結構やります。

精油は肌刺激が強めなので、日常的に使用することはありませんが、強い抗ウィルス作用や殺菌作用があるため、インフルエンザ、ノロウィルスなどが流行し始めた時は出番です!お部屋にディフューザーでディフューズしたり、スプレーに
して、帰宅したらふりかけたり。お出かけ先での手の消毒やおもちゃの消毒などにもおすすめです。

抗真菌作用もあり、カビ予防や白癬菌(水虫)ケアにもおすすめ。水虫の場合は、スターチ(くず粉や片栗粉、コーンスターチ)に数滴入れてパウダーにしたり、スプレーを吹きかけたり。スリッパや靴にも良いですね。

お料理によく使われる精油は、消化器系トラブルにも良く使われます。消化促進をしたり、胃の刺激をしたり、代謝を良くしたりする作用もあります。お車の中に常備して、酔い止めのように使うこともできます。

気持ちを持ち上げて元気をくれる作用も持っていますので、鬱々しい気分になりがちな季節や、看病でおうちに篭っている時などには、ぜひオレガノを取り入れてみてくださいね^^

刺激が強めのオイル。妊娠中や授乳中の使用は避け、子どもへの使用も控えましょう。

オレンジ(スイートオレンジ)

【和名】アマダイダイ
【学名】Citrus sinensis
【抽出部位】果皮
【抽出方法】圧搾法(一部水蒸気蒸留法)
【成分】 リモネン

はじめてアロマに触れる方でも、オレンジの香りは「いい香り!」と感じやすい、まさに万人受けする人気精油。

ココロをほっこりさせ、あたたかく包み込んでくれるオレンジの香りは、母性を象徴する香りと言われています。緊張を緩め、不安を取り除き、ほわほわのブランケットで包まれるような優しさを持っています。

心だけでなく、物理的に体を温め、循環を良くし、血流を良くする効果を持つ精油です。オレンジにジンジャーやシナモンなどのスパイスを足した香りは、グリューワインでもおなじみ。寒くなったクリスマス前の時期の身体が求める香り。

オレンジにクローブを刺してシナモンパウダーをまぶしたアロマポマンダーは、冬にぜひ楽しんでほしいクラフトのひとつ作り方はこちら https://hitomiarai.info/2017/12/18/pomander/

循環を良くするので、消化を促進し、吐き気をとったり、便秘を改善したりしてくれます。太陽神経叢(第3チャクラというみぞおちの部位)をゆるめるので、おなかのマッサージオイルに最適ですね。

マッサージオイルを作成する場合は、テーブルスプーンに植物性オイルを入れ精油を2-3滴滴下して使います。ルームスプレーや、寝る前のピロースプレーもおすすめ。

柑橘系精油の中でも、スイートオレンジ、マンダリン、タンジェリンは柑橘系でも光毒性のない(少ない)精油と言われています。「フロクマリンが微量含まれるが、濃度が薄いため問題ない」というデータに基づいたものです。オレンジでもビターオレンジには光毒性がありますので、学名がスイートオレンジであるときちんと確認できる必要があります。

含有成分はメーカーや生産地、蒸留方法によっても異なります。日中お肌に使うものを製作したい場合、また、疲れていたり敏感肌の場合などは、低濃度でもお肌が反応してしまう、ということもあります。そのため講座内では、かんきつ系の精油の使用には注意をしてね!とお伝えしています。
ちなみに、オレンジジュースにはソラレンという紫外線吸収を促進する、光毒性のある成分が含まれるので、朝にオレンジジュースは飲むこともおすすめしていないです。

カモミールジャーマン

【和名】カミツレ
【学名】Matricaria recutita
【抽出部位】花
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【成分】ビサボロール、カマズレンなど

お肌のかゆみトラブルのある方で、アロマのケアをしたい方はぜひジャーマンカモミールをとおすすめしている精油です。カモミールの入浴剤やクリームなど、市販品も販売されています。

カモミールのハーブティーは、このジャーマンカモミールが使われており、赤ちゃんのあせもやおむつかぶれのトラブルから中耳炎、歯が生えるときや抜け替わるとき、第二次性徴、PMSに更年期などのホルモンバランスが変化するときなどにも有用なので、こちらも常備をお勧めしています。

抗炎症作用、鎮痙作用、鎮静作用などに優れ、とくにカマズレン(アズレン)は抗ヒスタミン作用、抗アレルギー作用があるため、
蕁麻疹やアトピーなどのかゆみに効果を発揮します。

痒みが出た時のクリームにしたり、化粧水のようにスプレーにして利用します。鎮静作用があるもの、お肌を保護する作用のあるもの、皮膚を柔らかくする作用があるものなどと併せて使用しましょう。

消化を促進したり胃を丈夫にしたりおなかのガスを出しやすくしたりするため、赤ちゃんや子どもの原因不明のムズムズ時に、マッサージオイルを作成して優しくおなかを「の」の字にマッサージしましょう。テーブルスプーンに1杯の植物性オイルに精油を2-3滴滴下して使います。漢方でも菊花は使われます。解熱作用もあり、体内に溜まった熱を放出することができます。気温を暑くて体温を下げたい時や、風邪をひいたときなどにも。(体内に篭った熱を放散し血行を良くするので、寒気がしている時にも使えます)

カモミールが日本に持ち込まれたのは19世紀初頭にオランダから(オランダ語でカモミールはkamille)で、医薬品として用いられていました。お肌のケアには精油を、内服向けに穏やかなハーブティーを。両方常備することをおすすめします。
ホルモン様の作用(子宮収縮作用)があるため、妊娠中には使用をおすすめしません。低濃度でのコスメ類の塗布や、たまにリラックスのために薄いハーブティーを飲む程度では大きく体には影響しないと言われていますが、気になる方、特に初期の方はご注意なさるとよいでしょう。

カンファー


【和名】クスノキ(樟脳)(樟木で楠木とは異なります)
【学名】Cinnamomum camphora
【抽出部位】木、枝
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【成分】1.8シネロール、カンファーなど 

樟脳(しょうのう)というと、衣類の防虫剤を思い出す方もいるのではないでしょうか?かつてより防虫作用に優れるこの木は、虫食いをしてほしくない寺院などの建材として使われてきました。
日本で生育する木で、私が持っているカンファーは、宮崎県のものです。

タイガーバームやバリ島のボカシオイルなどにも含まれる成分です。筋肉痛や神経の痛みをやわらげるので、肩こり腰痛用などのマッサージオイル含有をおすすめ。スッキリしたシャープな香りで、気持ちをしゃっきり、神経系を強壮してくれる効果があります。抗菌作用などもあるので、風邪の流行りやすい季節にも。
クスノキ科の植物全般に、呼吸器をひらく効果があるので、痰の排出を助けたり、浅い呼吸を深くことが期待されます。
化粧品には、比較的男性向けの化粧品に使われることが多い(炎症を抑える、油を抑える)です。妊娠中やてんかんをお持ちの方は使用を控えてください。また、発がん性のあるサフロールが含まれるものもあるので飲用はできません。

キャロットシード

【和名】ノラニンジン
【学名】Daucus corota
【抽出部位】種子
【抽出方法】水蒸気蒸留法(精油メーカーにより異なります)
【成分】カロトール、ビサボレン、リモネン、ピネン

とにかくシミにはキャロットシード!と講座でご紹介しているオイル。肝臓の働きを活発にすることができるので、特に肝斑といわれる頬に出るシミには効果を感じます。強壮効果があり、地に根を張って元気を出して前をむいていく、そんなパワーのある香りです。

人参という植物は、高麗人参や田七人参など、いわゆるスーパーフードや漢方としてもよく知られていますが、腎臓や肝臓の解毒を助けたり、血液をきれいにしたりする作用が共通しています。循環を助け、体の中をきれいにしていくことは、素敵なお肌にもつながります。さらに、赤血球を増加させる働きがあるので、血色がよくなったり、お肌のはりが良くなったり、ホルモンバランスを整えたり貧血にもよかったり・・・やはりスーパーな効能を持っています。
日焼け止めとしての効果があるという説もありますが、いかがでしょうか?

お肌に塗布する場合は、キャリアオイルに数滴たらし、濃いめの濃度で1か月シミに塗布します。お肌の細胞は28日周期で生まれ変わりますから、28日ごとにお肌の明るさが一段階変化していくことを楽しめますよ。独特の香りの強い精油ですが、ゼラニウムやスパイクナードなど、比較的濃いめの香りとあわせると、
エキゾチックなブレンドが出来上がりますよ。

妊娠中は避けることをおすすめします。

クラリセージ

【和名】オニサルビア
【学名】Salvia sclarea
【抽出部位】花や葉
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【成分】酢酸リナリル、リナロール、スクラレオール

酢酸リナリルの含有量が多いので、副交感神経を優位(リラックス)にすることが得意。血圧を下げる、鎮痛、鎮静、神経系のバランスを整えるなどが期待
できます。さらにスクラレオールはエストロゲンという女性ホルモンに似た構造を持つため、排卵痛、生理痛、PMS、更年期障害など、ホルモンバランスの変化によく使われる精油の所以です。

精油をお持ちの方はぜひ試していただきたいのが、クラリセージの香りの変化。生理の前や排卵期の頃などは、香りの違いが感じられると思います。

ホルモン様の作用があると考えられるため、妊娠中や授乳中、またエストロゲンが病気の進行に影響する病気(乳がんなど女性器にまつわる癌や子宮内膜症
など)のある方は、使用をお控えになるか、主治医の方に相談してからお使い
ください。その他にも去痰作用(鼻や喉の過剰な粘膜を排出させる、
抗カタル作用あり)があります。

また、汗を抑える作用、毛穴を引き締める作用、皮脂分泌のバランスを整える
作用などがあるので、お化粧前のスキンケアにもおすすめです。特にホルモン
バランスの変化で肌トラブルの出やすい方は、コスメのブレンドにクラリセージを入れてみてください。

クラリセージと飲酒の相性は最悪で、悪酔いしやすくなります。
クラリセージ入りのボディケアグッズやバスオイルは、アルコールを摂取する際には使用しないほうがよいですよ。



クロモジ

【和名】黒文字
【学名】Lindera umbellata
【抽出部位】葉と枝
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【成分】ゲラ二オール、リナロール、1.8シネオール和菓子に添えられる木製の爪楊枝というと、みなさん「あぁ」とおっしゃることが多い、馴染み深いクスノキ科の樹木です。すっきりとして落ち着いたウッディな香りは、リラックス効果をもたらし、呼吸を深め、本来持っている力を発揮するサポートをしてくれる、そんな精油です。

他のクスノキ科精油(シナモン、ラベンサラ、ローズウッド)のように、抗酸化作用、抗炎症作用に優れ、殺菌作用もあるので、健康維持や免疫機能アップに役立ちます。

スキンケアに使う場合は、ニキビなどの炎症が起きやすい思春期から、アンチエイジングが気になるご年齢の方まで、そして性別も問わずに幅広く使っていただける香りです。乱獲が進み希少となってしまったローズウッドの代替として用いられるのがクロモジです。

日本固有種で、森を綺麗に保つ整備をする中で生まれた間伐材などを有効利用したクロモジ精油は、環境保護、そして地域経済の活性化にもつながる役割を持っています。

【おすすめのクロモジ精油】
和歌山県熊野の精油。私が何度もリピ買いしている青い四角ボトルのもの

立山 今講座内で使っているものはこちら。次回富山に行ったら工場見学をしたい!

富山県産の樹木を使った和精油メーカー「AROMA SELECT(アロマセレクト)」です。精油・アロマテラピーの普及を通じて、森林保全や地域活性化に貢献いたします。

シナモン


【和名】セイロンニッキなど
【学名】Cinnamomum zeylanicum/
【抽出部位】葉、樹皮、枝、花蕾(つぼみ)など
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【成分】桂皮アルデヒド、オイゲノールなど
音声で聞くならポッドキャストでどうぞ
http://anchor.fm/hitomias

シナモンと呼ばれる植物は300種類以上の種類があります。クスノキ科ニッケイ属のものを総称して呼ばれています。原産地などで品種に違いがあり、精油の抽出部位も異なります。シナモン、ニッキ、カッシアなどとも言われます。

シナモンは、チャイやグリューワイン、スパイスクッキーなどに入れられるように、冬の体をサポートしてくれる香りです。体を温めて潤し、腎臓をサポートし、毛細血管を強化し末端の血行を良くしてくれる、まさに寒い季節にピッタリの効能を持っています。

心を安定させ、疲れた状態を暖かく包み込んで回復させてくれる、そんなほっこりとした香りです。特に寂しいとき、抑うつ状態のときのサポートにおすすめ。

お料理や飲み物などで使うのが一般的です。肌刺激がとても強いオイルで、皮膚がかぶれたりしてしまう場合があります。皮膚の弱いところには絶対に使わず、お子さんにもご注意が必要です。

冷えの強い時期のボディ用マッサージオイルのブレンドに1滴だけ入れる、とかハンドクリームの香りに1滴だけ入れるとか、皮膚の強いところに使う手作りコスメに、隠し味のようなスパイスとして1滴だけブレンドに追加するような使い方がおすすめです。

強い殺菌、殺寄生虫、抗真菌(カビ)作用、消毒作用などがあるので、お部屋にディフューズしたり、お掃除スプレーに入れるのもおすすめ。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系のオイルとの相性も良いので、メインを柑橘系のオイルにして、シナモンをちょっと、というブレンドが制作しやすいですよ

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