私の住むオランダデンハーグは、10月14日から22日までが秋休みでした。今日はオランダのお休み事情について。
地域によって違う、長いバケーションシーズン
オランダは、九州くらいの土地の広さの国なのですが、観光地の混雑やらを避けるため、地域によって学校のお休みシーズンが違います。これ、移住の下見にくる方など、ちゃんと頭に入れておかないと大変なことになる。ハーグはzuidエリアです
もう2018年も出てる。我が家の備忘録用ー
学校からも年間カレンダーが配布されているので、それを見れば一目瞭然です。
私用でのお休みも許可制
オランダでは、成績もそうだけど、出欠状況などもすべて教育委員会に管理されているようで、例えば遅刻が多いとか、欠席が多いとかだと、教育委員会に呼び出される案件になるようです。学校から「○回で教育委員会呼び出し」と、厳しく言われています。
日本では家庭の都合でお休みをとったり、学校の休暇を前倒しにしてお休みして旅行に行くなどって結構あると思うのですが、それもNG。届け出をしても却下されることが多かったり、罰金がかかる、と。
子どもたちの学校の様子を見ていると、宗教行事などは大丈夫みたいだし、中国系の生徒も旧正月には国に帰るのが許可されているみたい。移民学校だからなのか、学校によっても、行政によっても、対応は異なるようです。
正直、いままでホームスクーリングをしていたような我が家は、「行きたくなければ休んじゃえ」めばいいじゃん、というスタンスだし、子育ての最大責任は親、家庭にある、と思っているタイプではあるのだけど、このシステムは関心するところがあって。
国が定義する「教育」や「学校」は、「勉強」だけではなくて「居場所作り」や「孤立化を防ぐ」ためにも機能しているのが明確だということ。親の一存で通学させてもらえなかったり、子どもが学ぶ権利をはく奪されるという可能性は、どの世界でも、きっとあるもの。
親と子どもは同じ人格ではないのだから、そこは個別に権利を行使できるべきなのかもしれないな、と。なるほど。
だいぶ楽になってきたぞー、子育てーーーっ
我が家の今年の秋休み
ハーグは秋休み、子どものアートウィークみたいになるので、国立劇場に講演を見に行ったり、美術館のワークショップに放り込んだりしながら、楽しい秋休みを過ごしました。
子どもたちもオランダ語がわかるようになっているから、楽しめるものがいろいろ。
(中にはオランダ語ではなく言語のいらないものや英語のものも。全部パンフレットやサイトに書いてありますー)子ども騙しではなく、プロによる本気なものが本気な設備で、しかもお安く楽しめます。もちろんツーリストだって参加可能ですよ。すごいなぁ、オランダ。
奇跡的に天気のいい日が多かったので、ビーチに遊びに行くこと数度。バリ島時代の友達がオランダ移住をしてきたこともあって、一緒に海に行ったり、うちでご飯食べたり。賑やかな日々でした。
最終日の今日は、冬休みの計画を立てる・・・・そんな荒井家でした。