オランダでも、重い腰をあげて歯医者さん通いがスタートしました。歯医者さんって、世界中どこにいても、悩みますねぇ。
歯医者さんへのこだわり
できるだけ、薬を使わず、自然経過で健康を維持したいという我が家。オランダはハウスドクター制で、住民登録をしたら必ずドクターに登録しなくてはならないことになっています。我が家は自転車で20分ほどのアントロポゾフィーのドクターをハウスドクターにしています。ちょっと遠いので、実際具合の悪い時はUBERやタクシーで行きます。次男が怪我をした時の投稿に、ハウスドクターの様子は書いてあります。
そして歯医者さん。歯医者さんもアントロポゾフィーのところを友達に教えてもらっていたので、そちらに。私は歯医者さんは、できるだけいいところにしたい。信頼できるところにしたいという思いがある。口腔内に長く異物を入れるということ、そして、麻酔・鎮痛剤・なにやらよくわからないものを使われるところ、だから。可能なら自然治療をしてくれるところ。無理なら、最新の技術や知識がきちんとあるところにしたい。
子どものころから歯が悪くて、乳歯はいわゆる「みそっぱ」進行止めで真っ黒でした。6歳くらいのときは、奥歯が入れ歯に。母はものすごい歯磨きに厳しい人だし、甘いお菓子だってそんな食べて育っていないのだけど、それでも虫歯になる私の歯。虫歯は「体質」だと思う。
ずっと歯医者さんに通い続けて、4歳の時には嫌すぎて歯医者さんの指まで噛んだ私は、長年続いた歯科トラウマを、ここ数年で癒しつつあります。あはは
台湾のときのホリスティックな歯科についてはこちらの投稿をどうぞ。歯っていうのは、体を構成する大切な1パーツなので、意味があって虫歯になっているということを忘れちゃいけない。歯医者さんが「癒し」だったのは初めての経験です。日本での自然歯科事情についても書いてあります。
アントロポゾフィーは自然歯科とは考え方が異なり、あくまで人智学ベースで、ということになると思うのですが、まずは試してみようと。違うなと思ったら変えればいいのだ。
アントロポゾフィーといえば、WELEDA。お手洗いにはヴェレダの歯磨き粉が勢ぞろい!
オランダで保険加入。我が家の場合
オランダは、民間保険に強制加入というのが居住条件のひとつです。現在大人ひとり毎月100ユーロちょっとの保険料を支払っています(ただし低所得者の控除あり。個人事業など、立ち上げ初年度は下りる可能性が高いようです)ある一定の金額までは、無料(保険内で、自己負担なしでといったほうが良いかな)で病院にかかることができます。子どもたちは、大人の保険に無料で付帯するような、そんな感じです。
保険の見直し時期は年末年始。
保険比較は以下のサイトで行いました。ここから直接申し込みもできます。
居住許可がおりてから、4か月以内に加入しなくてはいけないのだけれど、居住許可が下りてから遡って支払いが発生します。最初はなんだか支払いが重なって大変だった・・・。
我が家は基本プランに自然医療(ホメオパシーなど)の特約を付けて加入しています。歯科の特約はつけなかったので、大人の歯科については無保険ということになります(後悔)
大人は、自然医療で済む程度のことでは病院にかからないような気もするし、今思えば、自然医療の特約はつけなくても良かったのかなと思います。うーんどうなんだろう。
子どもの歯科検診や治療については、18歳まで無料(のはず)。歯並びの矯正については調べたことがないのですが、無料ではないけれど日本に比べるととても安くできるという話をお友達から聞いたことがあります。興味のあるかたは調べてみては?
鉱物が並んでおります。
ドキドキの歯科診療&歯科検診
オランダ移住前、日本に一時帰国していたときに無保険で歯科にかかって以来1年ぶりの歯科。次男の歯にはぽっかりと穴があいておりまして・・・。この1年の暮らしで何があったのか、思いを馳せずにはいられないブラックホール。
丁寧なカウンセリングのあと、治療へ。
なんとなく、息子の顔をモザイクにしました。天窓があってね。自然光が入るってすごい。先生、使う道具を全部触らせてくれて、都度全部説明してくれた(私には英語で。子どもにはオランダ語で)
麻酔は必要ない程度で、削って薬液で消毒して、レジンを硬化させる、普通の処理でした。
ついでに私と夫(不安がる私に、ツアー前で忙しい夫もついてきてくれました)、三男も歯科検診。再度言いますが、大人は有料!(20ユーロの検診料金の請求がきました)絶対来年は歯科特約つけよう・・・
三男の癒合歯(ゆごうし)が判明
三男は、人生初の歯医者さん。全然場慣れしないので、私が抱っこして診察台に横たわり、検診しました。大きな歯だと思っていた前歯が、2本が1本にくっついて生えてきている「癒合歯」だということが判明。つなぎ目の根元に少し隙間があるので、その場所を虫歯にならないように気を付けてね、と言われて帰ってきました。
帰宅して調べてみると、虫歯や歯肉炎になりやすいこと、45%の確率で、永久歯が存在しないこと(歯の根が1本しかないので、1本足りない)、生え変わり時期や歯並びについて、サポートが必要なこともある、ということなどを知る・・・。永久歯がないって、最近の子どもに多いと聞くけど、どうなるんだろう。不安。
異常ではあるのだけれど、原因も不明だし、経過観察をしていくしかないみたいです。必要であれば、一時帰国時に日本で(日本語で)説明を受けるのもありかな、と思っています。
待合室も、こんな感じ。
健康が一番。でも、万が一の備えも大事
病院や歯科選びは、やはり紹介とか口コミが大事。FacebookのEXPATのコミュニティなんかでも、よくおすすめの病院や歯科を聞く投稿があがっているので、必ず目を通すようにしています。お医者さん選びは、自分たちが望む診療、そして相性も関係してくると思うので、慎重にならざるをえないなぁと思います。また来週も歯医者さん!私は時期を見て、親知らずの抜歯(これは大きな病院での手術)も控えています。おうちでのケアも怠らず、自分の歯と付き合っていかなくては。