21年前の阪神淡路大震災の私のリアル。防災教育とおすすめ防災講座

今日は阪神淡路大震災から21年なんですね。たくさんの方が、いつもよりも
防災を意識したり、また、亡くなられた命に対して思いを深められる日だと思います。

最近、ジャカルタのテロや台湾の選挙があって、色々な思いがあります。そして、こういった
ことをブログに書くべきか悩んだりもしてる。このブログは、私が好きなことを書くブログだからまぁ、なんでも書けば良いかとは思ってるけど。

思い出してみる、当時のこと

私は神奈川県出身で、親戚もみんな関東圏に住んでいます。今でこそ、お仕事でご縁があり、たびたび足を運ぶ場所だけど、当時はほとんど関西圏に訪れたことはなかった。阪神で起きた大震災は、外国で起きたのとあまりかわらないテレビや新聞で見る災害でした。

危機感を感じ思いを寄せながらも、あまり現実ではない出来事だったと思います。ただただ、被災された方の思いは、未体験の私には、計り知れないと思った。

1995年の1月17日の約2ヶ月後
自分の通っている高校が、春の高校野球に出場していたこともあり半ば強制的に、野球応援のため関西へ。(ちなみに調べてみたら、応援に行った試合、6-0で負けたのね 汗)

万博記念公園で夜行バスを降り、電車にのって甲子園球場に行ったのですが、車窓からブルーシートのかかる屋根や、被災された家々を見て、衝撃を受けたのを覚えています。
それが私の阪神大震災のリアル。

大学に入ってから出来た、関西出身の友達に「どうだったの?大丈夫だったの?」と、聞いたことも一度だけではなくて、そうやって、私の中の「阪神淡路大震災」を、作っていったんだと思う。

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高校1年生。

実際に被災地の風景を見たことは、間違いなく私の何かに、一石を投じたと思う。

同年の3月に地下鉄サリン事件があり、それに関連する事件も多くて衝撃を受ける報道が多かった時期だ。同じ学校の子が1本前の電車に乗っていたこともあって、とても身近に感じた。

毎日、新聞を(我が家は2紙新聞を取っていた)くまなく見て、友達の家に別の種類の新聞があると、それまで読んでた。私は自分の住んだ地域ではなく、電車で1時間程の私立高校に通い始めたこともあって

社会に出て色々なことを経験する
いろんなところの、いろんな人と関わる
世界が大きく広がる

そんな頃だったなぁと思う。チャラチャラしてるようでも、結構色んなことを考えたり、吸収していたなと思う。

リアルは、その人の中にしかない

個人的な事柄ではなく、大きな事件や事故や災害が起きて、私が悩んだり考えたり思ったりしたことは今、この時代に生きる「私」というものの一角を担う重要なファクターだ。

私にとってのリアルは、私が経験したり、見たり、感じたことだけ。私はそういった部分を、わりとドライな捉え方をしていて、人と人が、本当に共感するのは、難しいのではないかと思ってる。私の感じたことや話したことを、私同様に感じ、理解してもらうのは家族でさえも不可能ではないかと思ってる。

相手のことを分かりたい
出来る限り寄り添いたい
その思いがあり、出来る限り努力をしたうえで
「自分が想像できない思いを抱えてるのではないか」
「私には到底理解し得ない苦労をしているのではないか」
という想像をする。だから、私は被災した人のことを本当に理解することはできないと思っている。

そのくらい、リアルはひとりひとり違うし、人は複雑で、そして移ろいゆくものだ。

311を経験し、各地でのテロや、選挙や、デモや、原発事故や、災害といった事柄が
日常的にある現在、母になった自分が常に立ち返ることは
「子ども達が何を思い、考えているか」
ということだ。

それは自分の子どもだけではなく、社会全体の子ども達が何を感じ、何を考え、何を吸収しているのだろうということにとても興味がある。

多分、それが未来の社会を作っていくことに、繋がる。

私たちは、個人ではあるけれども、単体で生きているのではなくて、社会と共鳴しあって生きているから。

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日常的に話し合いをすること

我が家は長男がもう12歳で、社会問題にとても興味が出て来ている年頃。家族の中で、色々な社会問題について話をすることが多い。

偏った観点ではなく、色々な捉え方があることを提示しながら彼がどう考えているかということを聞いてみたりする。

それは夫婦間でも同じことで、先日も、ジャカルタのテロ事件について、相方とたくさん話を交わした。

災害や環境汚染についてもそうだ。身の安全を守ること、心地よく暮らすこと、どうやったら人や生き物や、環境のためになるのか

たくさん家族で対話をし、情報を共有していくことは、とても大切だと思う。

今いる台湾だって、いつ、何が起こるか分からない。それは日本にいたって、インドネシアにいたって、ヨーロッパにいたって世界中どこにいたって、同じことだ。
多分、それも、教育のひとつ。

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防災・減災のおすすめ講座

以前藤野に住んでいたときに、あんどうりすさんの防災講座を受講したことがある。それがとても面白かった。

その後、私が関わっていた育児サークルさんでも、彼女を呼んで講座をしていただいたことがあって、好評だった。あんどうりすさんサイト
あんどうりすの防災・減災安全りす便り

阪神大震災被災体験とアウトドアの知識を生かして、2003年より全国で講演活動を展開している、あんどうりすのWebサイトです。

講座で得た知識をここで書くことは避けますが、お子さんをつれて被災したときにどうしたらよいか、りすさんの阪神淡路大震災の被災の経験と、アウトドアの知識を元にした本当に役に立つ情報満載の講座です。

人数が集まれば来てくださるから、日本在住の方は是非。facebookやTwitterでも情報を配信されていますし、本も出版されていますよ

知識を得ることと同時に、自分できちんと考える力を育てる為の働きかけをすることが、防災教育なのかな。

台北は雨。21年前に失われた命のことを、今日は息子と話してみよう。

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お読みいただきありがとうございます。

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