昨日はバリ島へのフライトのトランジットで父母が台北へ。雨の中ですがあちこち出歩いて、楽しい日でした。
先日、リップクリームを作ったので、レシピをご紹介します。初めての方でも材料さえちゃんとそろえれば簡単にできますよ。
手作りコスメ初心者でも簡単!
日本に住んでいた頃、子育てサークルさんなどのアロマ講座では、冬になると必ず開催していた、手作りリップクリーム講座。
何より、あのリップスティックの容器からねじねじすると頭を出すのが、嬉しいんですよね。
手際が悪くて、固まってしまっても再加熱すれば問題なくできるので初心者でも簡単です。
ファーストコスメ作りにもおすすめー♪
材料はこちら
お好きなキャリアオイル 4ml
みつろう 2g
リップスティック容器(5ml用)
香りをつけたい場合はお好きなエッセンシャルオイル1滴
耐熱性のビーカーなど
リップスティック容器は、空になった容器を再利用でも。その場合は、綺麗に洗浄してください。私は、新品の容器も、スプレー容器にエタノールを入れて、それをシュッとして消毒しています。
ナチュラルな材料の揃い易い 自然化粧品研究所 さんでもお取り扱いがあります。1本100円ちょっとですから手軽ですね
リップ作成用には、小さいビーカーがおすすめ。プラスティックですが耐熱なので、湯せんOKです。
プラスティックのものは、使う頻度が高いとメモリが読みにくくなったり、やはり劣化してきます。手軽なんですけどね。ガラス製が良い方は生活の木のものがおすすめ
私がワークショップで行うクリーム作りも15mlなので、20mlでも大丈夫です。ちなみに、チンクチャーを軽量したり、大量に製作する場合(私はリップだと20本、クリームも20個くらい同時に作成できます。慣れですね)は、アロマ用ではなくお料理コーナーで売っているパイレックスです。使う頻度がすくない方は、きちんと洗えばお料理用と兼用しても良いと思いますよー
注ぎやすさなど、結構ビーカーによって異なります。いろいろ試してみてくださいね
キャリアオイルは、手に入りやすいものを。少量しか使いませんが、キャリアオイルをブレンドするのも楽しいです。
キッチンにありそうなものだと
◯太白ごま油(焙煎していない白くて香りの無いごま油)
わたし、日本にいるときは、このごま油常備です。太白ゴマ油は、焙煎されていない透明のごま油です。酸化に強く、お料理にも(揚げ油としても)、リップクリームやクリームの作成にも、ベビーマッサージにも使えます。大人の方ならメイク落としや、加温作用のある性質を使って、冷えやこりをケアするマッサージオイルを作るときなどにも。血行促進をサポート。
〇ココナッツオイル
日本では在庫切れの時も多いですが、私が本当に惚れ込んだバリ島のココナッツオイル。これが一番おすすめ。
グロス風なニュアンスを出したいなら
◯キャスターオイル(ひまし油)
特に乾燥肌のスキンケアでよく使われる
◯スイートアーモンドオイル
◯ホホバオイル
◯アボカドオイル
◯シアバターやカカオバター
も、乾燥しやすい冬のお手入れにおすすめ
日本の手作りコスメ材料の最大手、 生活の木 は、品質も安定しているし、少量から安価に買うことができます。実店舗もあちこちにあって、実際に手に取ってみることもできるし、便利です。
インフーズドオイル(冷浸法を使ったオイル)なら
◯カレンデュラオイル
お肌のトラブルにも有効なカレンデュラオイルはリップにもぴったり!自分で摘んだハーブをドライにして漬け込んで製作するのもおすすめ
自作する方はこちらを参考にどうぞ。
動物性のオイルだって隠し味で使えます
◯馬油
お肌トラブルに効果のある馬油を少しいれるのもいいですよ
かんたん!手順をご紹介します
1 容器・道具を洗浄消毒します
2 分量をはかり、耐熱ビーカーにキャリアオイルとみつろうを投入。
3 水をはった鍋にビーカーを入れ、湯煎にかけて溶かします
4 湯煎をかけている途中に、リップスティック容器が下までねじねじ下りてるか確認
5 全部溶けたら、粗熱を取ります
6 精油を入れたい場合、またはカラーをつけたい場合はここで素材を投入
7 容器を軽く揺すって混ぜ、スティック容器へ。
8 もしビーカーに残ってしまったら、再び湯煎して溶かし、スティック容器へ。
9 そのまま立てたまま1時間程度放置して完成
<7>の容器に入れるとき、固まると真ん中がへこむので、
表面張力いっぱいに、こんもり盛るのがポイント。
リップにおすすめの精油はこちら
気分が明るくなるもの、甘い香りのもの、そして乾燥対策の精油をセレクト。
私が一番お気に入りは オレンジ+ココナッツオイル!
ローズウッド
ベルガモット
パチュリ
ベンゾイン
ゼラニウム
ネロリ
やぱり、女子っぽい感じの香りが嬉しいですね。
ネロリ(ビターオレンジの花)大好きです。ローズ、ネロリ、ジャスミンなどは、本当に高価な精油なのですが、いざというときに半滴でも、助けになってくれるような、そんなお守りのような香りです。この上のリンクはニールズヤードのもの。混ぜ物のない、本当に信頼のおけるメーカーのものを。
アレンジその1 色付きリップ
上記の写真では、紅麹粉を入れてほんのり赤い色のつくリップにしています。台湾で買っているコスメグレードのものだけど、食用色素として販売されているのでも大丈夫。色残りは本当に淡いですが、マイカを使いたくない方に。
パプリカパウダーを入れると、オレンジに。食用のパウダーやコスメグレードのマイカなどの赤・ベージュ・オレンジ・パール系のミネラルカラーラントを入れたりするのもおすすめ。あとは色付きのインフューズドオイルを作るとハーブの色が生かせます。
色の成分は沈みやすいので、手際の良さが大事です。
アレンジその2 練り香水に
お好きな香りの精油を4滴くらい入れるとほんのり薫る練り香水が作れます。
スプレータイプのパフュームよりも香りが淡く定着するので電車の中や授業中にも使えます。
◯眠気覚ましにミント
◯バスや電車で落ち着くためのオレンジ
◯リラックスのためのラベンダー
もちろん、お好きな香りでブレンドして香りを楽しんでも。
手首や首筋の、脈のあるところに塗ると香りが漂いますよ。
アレンジその3 花粉症などのムズムズに
どうしても、炎症が起こってしまう春先。
鼻の中、鼻の周り、鼻の下に、こちらのリップスティックをどうぞ。
こちらも精油は4滴くらい。
ティーツリー、ユーカリ、カモミールジャーマン、ラベンダー
お肌の赤みや荒れの激しい場合は
サンダルウッドやフランキンセンスなどもおすすめ。
特に抗ヒスタミン・抗アレルギー作用のあるカモミールジャーマンはむずむずの時期におすすめ
4/2追記
花粉症やアレルギー症状のときに使えるスティッククリームのレシピはこちら
この容器が可愛くて、フロリハナも良く買ってしまう精油ブランドのひとつ。
エコサート認証で安心のブランド。
もちろん、スティック型ではなく、指で塗るタイプの
リップクリーム/ケアクリーム も、こちらのレシピで作れます。
こちらはバリ島で人気のsisiバックさんの、限定販売のリップバームの精油ブレンドをお手伝いしたときの写真。バリ島にご旅行の際は、ぜひぜひ店舗でお試し下さい♪日本でも奈良や東京で年に何度も展示販売会をしていますよー。
こういった、企業やイベントのノベルティや商品の企画、ブレンドのご相談もお受けしています。
失敗しても大丈夫!また湯煎しなおせば大丈夫ですから!ぜひ作ってみてくださいね!