去年に引き続き、今年もデンハーグ養蜂協会で蜜蝋ろうそく作りをしてきました。クリスマス時期にはほっと心が安らぐみつろうの香りが嬉しい。
前回の蜜蝋ろうそく作り
LOUWMAN(ラウマン)ミュージアムという車の博物館の入口にある養蜂協会。ハーグの森のはずれと言えばわかりやすいでしょうか。
暖かい時期の第一日曜日にしか空いていないという、なかなかレアな場所ではあるのですが、羊がいたり、野生のリスがいたり、スノードロップが咲いたりと、オランダらしい遊歩道の近くなので、割と訪れる人も多い印象。
ちなみに、benoordenhoutのClingendaelという公園(日本庭園のある公園)の中にも養蜂をしている施設があり、はちみつの購入などができるそう。私はまだ行ったことがないのです。市営農場などでも養蜂をしているところは多く、地元産のはちみつは比較的手に入りやすい環境ですね、オランダは。
以前こちらの養蜂協会を訪れた時の記事はこちら
そして、去年のろうそくづくりの様子はこちら
キャー、下の子(来週6歳)がこんなに小さい!!
今年はさらにたくさんろうそく作り
「みつろう」についてのガイダンス。夏の時点で5万匹の蜂がいるそうで、ひとつの養蜂箱に20枚のハニカムプレートがついている。つばや汗みたいな分泌物がおなかの上にある8個の穴から出てそれがロウだ・・・みたいな・・・ことを言っていたと思う。(オランダ語力がなくこれしか理解できない私。子ども達はうんうん!って感じで、ジョークに笑ったり手を挙げて発言したりしていた)
去年は2個ずつ作成しましたが、今年は3個ずつ。
去年作ったサンタクロース(オランダ語ではkerst man)などは、溶けてしまうから最後まで火をつけるのを嫌がって大騒ぎをしたのですが、今年も「溶けるとちょっとやばそうな」デザインが多くセレクトされました。
切れ込みの入ったシリコンモールドにサイズにあった太さの紐をかけ、輪ゴムできっちり塞いだところに溶けたろうを流し込んでいきます。モールドは去年と全く変化なし!というところが、安定して好きです。まだ作ったことがありませんが、本来ディップして作成する棒状のキャンドルもシリコン型があって同じように作成するんですよー
天使の羽部分やhaas(大型の野ウサギと言えば)の耳部分は壊れやすく、まだ温かく簡単に形が変わってしまうロウの状態なので難しく細心の注意が必要。
コスメ製作用のみつろうも購入
そして今年も、みつろうをブロックで販売してもらいました。できれば夏に行って、もっとお話しを聞いて、巣から蜜蝋を取るところも手伝わせて欲しいな・・・なんて思いもあるので、今回は700グラム弱くらい。夏までで、市販のコスメ用のみつろうペレットと併用したら、このくらいかな。
参加していた方は、「みつろうを使ったコスメなどにも興味があって、そういうプロダクトを選んで買ったりしてるんだけど、あなた、これから作るの?!」とびっくりしていました。オランダでも手作りコスメを広めなくてはみたいな気持ちになるねこれはw
コスメ作りだけでなく、アロマワックスメルトとして、ただただみつろうの香りを楽しむというのもおすすめ。嗅ぎ比べてみると産地で香りって全然違うんですよ。ワインみたいに年でも違うかな・・・(これを人に言うと変態だなーって言われるけど)
ウェブサイトだとこちらで販売もしています。現在2種類。
http://meorganic.theshop.jp/categories/184749
そろそろ今年もおしまい
11月に引っ越しをしまして、その関連でこの1か月くらいはまさに死ぬ思い。現在は燃え尽き症候群と化している状態だったりします。そんなこと言ってもまだまだ片付かないし、整わないし、クリスマスとお正月を無事に迎えるために、もうちょっと頑張らなくてはなーという感じ。
とはいえ、こうやって大好きなイベントに顔を出したり、大好きな友達とハグしたりおしゃべりしたり、そして何より、家族と笑顔で過ごせる時間があるというのは嬉しくありがたいことです。
きりっとした空気と、アドベントの灯りと、暖炉で薪がはぜる音。美しく魂の磨かれる時期、大事に過ごしたいなぁ。そう思います。ブログもそろそろちゃんと書かなくちゃね!
みなさんもよい時を!