先日、自然の中と、心の中を旅するような、そんな素敵なピアノコンサートにお邪魔させていただきました。
夏の終わりの陽ざしの中で、ピアノコンサート
大好きなお花の先生、ヒームストラ舞先生のご自宅で開催されたピアノコンサート。ニューヴェネプという、スキポール空港からほど近い場所ながらも、とても落ち着いて自然豊かな町に先生のご自宅はあります。
舞さんの長年のお友達である、重松壮一郎(SOSO)さんがご家族で来蘭されるとのことで、コンサートの日を心待ちにしていました。舞さんも夏に一時帰国していたから、久しぶりの再会^^夏の終わりのその日は、いままでの陽ざしに少し優しさが加わったような、そんな美しい日でした。
かわいらしいおうちと、娘さんの水彩と、舞さんのアレンジメントと。こちらのピアノはもう100年も前のもの、だそう。
ピアノ演奏会と絵本の朗読
旅をして音を奏でるSOSOさん。落ち着いた佇まいと、紡ぎだされる音は、草原の中にいるような、木漏れ日の中にいるような。窓の外の景色を眺めながら流れてくる音に心を浸していると、幼少期に旅をしているような気分。
即興演奏と、いくつかの楽曲のあと、ピアノの音に合わせ在住の方が「100万回生きたねこ」の朗読(その場で英語に訳して朗読なさっていました)その美しいピアノの音色と、優しく深みのある朗読に、涙が。何度も読んでいるお話しなのだけど、とても染み入ってきました。
そして、お子さんが生まれた時にできた「つむぎ」という曲。演奏前の「ご自身が生まれた時のことを思い出して」という彼の声に、はたと、自分が子どもを産んだ時のことに思いは馳せても、自分が生まれた時のことって、そういえばすっかり忘れてるなぁと、そんなことに気付く。力強さと繊細さが入り混じる音は、それまで聴いていた作品よりも、大地を感じる音色だと思いました。
オランダ人女性と演奏会やお話しについて、シェアできたのもとても良い機会でした。
SOSOさんの、香り
前夜に、SOSOさんにお渡ししようと思って、音源を聴きながらクリームのブレンドを考えていました。すっきりして、かつ瞑想的なフランキンセンスをベースのブレンドを作成。そして、どうしても入れたかったカッシアを1滴。
カッシア(シナモン)は、不死鳥が蘇りの時に飛び込む火を焚くときに使われるひとつ。死と再生の象徴ともいえるその香りは、彼が奏でた魂の旅と、なんだかシンクロしていました。ほっこりと暖めてくれる、というのも彼の音のイメージにぴったりだったな。
帰りはお散歩。豊かさを感じるひととき。
人生は喜びの連続なのかもしれない
演奏会の後は、和気あいあいと、お食事会。子どもたちの声が溢れる、楽しい時間でした。
綿々と続くもの。
人生は喜びの連続なのかもしれない
そんなことに意識を向けることのできた、素敵な日でした。
重松壮一郎さんは、日本各地、そして世界のあちこちで音を奏でていらっしゃいます。iTunes、Amazon MP3でも購入できますし、 Apple Music、Spotifyではストリーミング配信で聴けますよ。また来年オランダで、お待ちしています^^
重松壮一郎さんの公式ウェブサイトはこちら
iTunes(japanese)
Amazon MP3(japanese)
今回のオランダ、ベルギーツアーの動画、オランダの夏が恋しくなる、そんなロードムービー風で素敵です。こちらもあわせてどうぞ