オランダ子連れ移住を検討している方、そして、現在不安を抱えながらのオランダ暮らしをスタートしている人におすすめの電子書籍をご紹介します!
お役立ちブログ「オランダ生活白書」
著者の倉田直子さんは、「オランダ生活白書」というブログで、オランダ移住関連の方にはおなじみのライターさんです。知的かつ広い視野をお持ちの素敵な方で、お茶をしてお話しするのが楽しい友人のひとり。私にとって、落ち着いた彼女と話す時間は、自分の気づかなかった視点に気づかされる時間でもあり、かつ、刺激的でもあり、大変貴重なものです。
私自身も、オランダでの小学校の様子を知りたくて、直子さんのブログを穴が開くほど見つめさせていただいたひとりです。現在も更新を楽しみにしています^^
日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間/倉田直子著
役立つリンクがいっぱい
学校探し、移民向けの小学校入学、通常校への編入、学校生活の実録書です。学校での出来事、先生とのやりとりなどが、写真と共に紹介されています。実際に参考となるサイトのリンクが豊富なので、子連れ移住、特に現地校への入学を希望する方には必携といえるでしょう。
移住1年を経過した私としては、自分の経験と文章がリンクをし、様々な思いが溢れます。つい涙した箇所も。実際に役に立つものでありながら、子どもを見守る親の目線という愛溢れる文章に、心がほっとします。
学校でのイベントなど、「知らないから失敗した(仮装するって知らなかったとか)」ことや、「知らなくてどぎまぎした」、まさに手探りで過ごしてきた経験が私にはあるから、この本がもっと前に出版されていたら・・・とも思います。
学校や住む地域によって違いはあるものの、ただでさえやることが多く、オランダ語が分からず、不安の多い移住初期には、役に立つこと間違いなし!
めぐる季節を経験するからこそ得るものって、ありますね。0年より1年、1年より2年。移住の先輩方に引き続いて、我が家も積み重ねていきたい。
もちろん、オランダ特有のイベント、シンタクラースも出てきます!
日本人家族、という切り口の重要さ
日本語話者である子どもたちはオランダにも、世界中にたくさんいます。インターネット上に情報は溢れているけれど、両親のどちらかがオランダ人だったり外国籍保持者だったりと、バックグラウンドでも状況は違ってきます。日本国籍を持つ、日本人の夫婦とその子どもの記録というのは貴重だと感じます。
著者の娘さんは英語が堪能であったものの、0からスタートしたオランダ語を習得し、地元の友達に囲まれた生活を送っています。こちらの冒頭にも書かれていますが、お子さんの個性によっても海外での学校生活が順調にいくかというのは異なります。
親がどれだけ子どもや子どもの学校の環境にかかわり、なじんでいくか、ということも重要。子どもが環境になじんでいくためのサポートがどれだけできるか。そんな親の姿勢の参考になるとも感じました。
Kindleは必携!無料アプリでも利用できます
引っ越しの際、ボリュームのある書籍というのは悩みの種。電子書籍は世界中どこでも、読みたいときに読むことができて便利です。Kindleの端末は目にも優しく、本に近い感覚で読むことが可能です。子どもの日本語キープにも電子書籍は欠かせません。
暗いところで見るなら内臓ライトつきのPaperWhiteがおすすめです。
お手持ちのiphoneやipad、アンドロイド端末、パソコンでもkindleアプリを入れれば読むこともできますよ!
「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」250円 はこちらのリンクから購入可
kindle Unlimitedにご加入の方は無料で読むことができますよ
追記:
好評につき、ペーパーバック版も販売となったようです。
プレゼントにも良いですね!