一時帰国時の楽しみのひとつは、じぃじの畑。日本に戻ってきて1ヶ月で、もう何度も、畑に収穫に行っています。
じぃじが退職後がんばっている有機農業
畑をやっているのは、相方のお父さん。もともと畑をやっていたおうちのようですが、退職後、有機でがんばって野菜作りをしています。夫婦でジムにも通っていて、とても若々しい元気なお父さんです。
堆肥も作ったり、耕作面積も試行錯誤しながらすすめている様子。軽トラに乗って、あちこちの畑をみせていただくのが、私も毎回楽しみです。
栗の木の下で、軍手をつけているところ。
野菜好きの子ども達。畑で収穫したものは、さらにもりもり食べます
我が家の子ども達は、野菜大好き。バリのときは、ほぼオーガニック農園で収穫したてのものを(買うときに収穫)食べていたし、台湾でも高いけれどオーガニック素材にこだわったり、畑の農作物をいただいたこともあります。最近ではまんべんなくどのお野菜も食べてくれます。
にんじんを切っていれば横から手が出てぼりぼりぼり。ほうれん草や小松菜などの葉物も、本当によく食べます。トマトはフルーツだと思っているし、おやつにきゅうり1本!といったら、「やったー!」と踊り、喜びます。じぃじの畑のお野菜はなおさら。本当においしいんです、じぃじのお野菜。
土に触れること。野菜を育てること
一時帰国で短期の滞在ですが、色々な生産者さんの話を聞く場所に連れて行くことや、畑の収穫を手伝うことは、子ども達のためになっているなぁと感じます。自分が食べるものがどこから来ているか。作っている方の苦労。土を触ることで、優しくなっていると思うし、普段ならすぐに投げ出してしまいそうなことも、一生懸命やれてる。これは畑効果だと思う。
ひぃおばあちゃんが、「畑なんて連れて行ったらダメだ、危ないって言ったのに連れて行っちゃった」と私に言った。先日の恵泉の授業で、澤登先生が「農村部ほど畑に触れる機会がない/教育的な意味を知らない」とおっしゃっていたけど、お年寄り世代は、そういう傾向があるのかもしれないな。畑があって土に触れている人たちは、素晴らしいのに。その自分達の素晴らしさを知らない。「本当に喜んで、楽しんでやっているのでありがたいのですよ。大事なことです。」とお伝えしたのだけれど。
畑に、おうちのお手伝いに、暮らしていくことが楽しい子ども達。素晴らしいことです。じぃじにも恵泉女学園大学での、先日の講座で聞いたお話をして、資料をお渡ししました。農が教育にもたらすもの、とても興味をもってくれました