大事にしていた土鍋を補修してもらいました。
オランダで買った土鍋
オランダに来て割とすぐに、土鍋を購入しました。土モノは、原料の安全性もあるし良いものを買いたい。ということで購入したのがこちら。4th marketさんの商品。
ご飯なら3合ちょっと炊けるし、カセットコンロを買って食卓でお鍋も楽しめるし、ぬか床に空気が足りなくなったときはこれに移せば復活するし、オーブンにも入れられる!とっても役立つ、かわいい土鍋ちゃん(コセール)です。
オランダではこちらで購入。
Takumi Craftworks
しかし、食器洗いをしてくれた子どもがぶつけて、取っ手がぼろっと取れてしまっていたの。
割れた土鍋を金継に頼んでみた
オランダ在住で金継をなさる方が、お皿、土鍋、木も継げるよー!と言ってくれたので、お願いしてみました。
伝統的な金継のほかに、今はかぶれない、簡易金継という合成の植物性樹脂を使う方法もあるんだって。漆の乾燥には湿度が必要なんだよーとおっしゃっていたことに、日本古来の技術というのは、日本の風土に合っているのだなぁと感動しました。
ゴールドの補修は、和な器だけでなく、洋食器にも合う。日本の金継の技術が紹介されている英語記事などでは、mottainaiの精神がよく紹介されているのだけれど、日本も欧州も、一般的には、よりイージーなモノの使い方に流れがちなのが現代だって思う。このどちらの文化にもある丁寧な暮らし方、というのが脚光を浴びると、生きやすいなぁ、嬉しいなぁなんて思ったりもする。
直すことで、強くなる愛着
大好きだった土鍋が、なんだか直したらさらに可愛く見えて。直すことで愛着って強くなるのかなぁ。あぁ可愛い可愛い。子どもが大きくなっても、「これは誰から買って、誰が壊して、誰に直してもらった」って家族の歴史に残るんだろうな。
家具のパテ埋め補修とか、大好きなので、今度大事な器が壊れたら、ぜひワークショップに参加して、自分で金継してみたいなぁと思います。
今回お願いしたFUNABASHIYAさん、オランダ在住の方はぜひこちらがおすすめです。
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