プラスティックゴミから作られるアップサイクルなエコサンダルZOURI

クラウドファンディング発のプロダクトって、心が踊るというか、痒い所に手が届く感じが堪らないなー!と思ってしまうのですが、みなさんはいかがですか?この夏大活躍した、ポルトガルのエコサンダルを紹介します。

1足にペットボトルが6本 アップサイクルプロダクト

海のプラスティックゴミを原料に作られる、ポルトガル発のエコサンダル、ZOURI。この日本の名前が付けられたサンダル、かっこいいしいいねー!ということで、購入しました。

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We take 6 bottles of plastic from the oceans for each pair of sandals you get. Vegan & Sustainable. | Check out 'ZOURI - Sustainable Sandal with Plastic from Oc...

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今話題のアップサイクルプロダクト。アップサイクルって言葉、ご存じですか?

現代美術用語辞典より

現代美術用語辞典ver.2.0は、artscapeサイト創設15周年を記念して制作されました。1,581語を収録。2012年9月18日、完全版リリース。

「アップサイクル」とは、サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつである。従来から行なわれてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的とする。換言すると、リサイクルによる製品のアップグレード、としてよいだろう。

リデュースと、リユース、リサイクルという、小学校でも習う3Rを超えたところにある、付加価値。とっても興味があります。クラウドファンディングでも成果を上げる、大きなエコムーブメントのひとつと言えるでしょう。

いくら環境に良くても、ダサくちゃねぇ・・・みたいのって、ありますよね、正直なところ。気に入らなければ結局長く使うことができないし。

海のマイクロプラスティック問題も気になる。2020年までにスターバックスがプラスティックストローを使用しないようにしよう、とか、プラスティックストローを廃止する法案が通った国もあって。バリ島暮らしをしていた、4、5年前にも、意識の高いカフェは竹やガラス、レモングラス?じゃないな、植物の茎や、ステンレスのストローを使っていましたし、ようやく社会の関心が向いてきたのかなぁという印象。

オランダだったら、北欧のヒンメリに使うような、やっぱり麦わら、かなぁ。

こちらのZOURIには、海で拾ったプラスティックがペットボトルにおよそ6本、使われています。

日本に配送可能なZOURI

本当はオランダに配送予定で申し込んだのですが、納期が遅れて一時帰国に間に合わなくなったため、日本に直送してもらいました。感じは良いメールだったと相方談。実家につき、写真背景が畳ですw

素材はこんなかんじ(写真ぶれてます)

天然ゴムが使用されてます。ビーガン素材で、革は不使用、パイナップル由来の繊維を使用。

ジュートとオーガニックコットンのビーチバック付き。

同じデザインの黒と茶を購入。デザインもいくつかあります。2足で100ユーロのときに購入。

裏面は、天然ゴムにプラスティックゴミが埋め込まれているのがわかるデザイン。これはコーラのペットボトルの色かなーとか、考えます。

サイズと気になるところ

足の形、靴のサイズというのは結構地域性というか人種によって違います。25.5cmの足サイズの相方が自分サイズで注文して、自分で履こうとしていたけど、彼には小さくて断念。

彼は日本人としては標準的な足だと思うのですが、オランダの靴は合わないヒトです。
(巨人の国オランダでは、彼のサイズが小さいから見つからないというのもあるけど)
ベルギーのクラークスでは合う!って購入してた。日本人は甲高な人が多いようで、サイズについては大きめをセレクトしたほうが良いかも。

私は足が薄いタイプなので、オランダで靴を買っても大丈夫だし、このサンダルもOKでした。足のフィット感は土踏まず部分が少し盛り上がっていて、硬めで、ビルケンシュトックっぽい。ビルケンで型を取ったのでは?と思うような印象です。

ソールのアップサイクル感は気に入っていて、子ども達にも「拾ったペットボトルでこういうの作って地球をきれいにするんだぜ」とかドヤ顔できるのですが、圧着が弱い点があるのか、一度埋め込まれた色素材(ゴミ素材)のところがひっかかったことがある。ビーチで履けば気にならない。

これを製品化するのに、どんだけ石油を使うのよ?とか、エコなプロダクトをわざわざポルトガルから日本に飛行機で運ぶなんて馬鹿だとか、そういう意見はあると思うのだけど、エコな取り組みをするクリエイターさんを応援したいし、同じお金なら、意味あるものをセレクトしたい、と思っております。

この夏、45000本のペットボトルがZOURIに変わったそう。現在上記ページのクラウドファンディングは終了していますが、今後の取り組みもフォローしていきたいなぁと思います。