熱は出ないものの、ひどい咳!ということがたまにあります。特に南国生まれの三男。痰が切れずに咳が酷すぎて嘔吐、など。
空気の乾燥を防ぐために
冬季の屋外はそれなりに湿度が高く、日本よりも「外で」乾燥に困るということはないオランダ。ただ、セントラルヒーティングがついている室内の乾燥はひどい!先日の寒波の時は外気温が一日を通じてマイナスですが、室内のセントラルヒーティングの設定は20度なので、常に暖房が稼働している状態で空気はからっから。
室内に濡れたバスタオルをかけたり、花瓶の水を増やしたり、大き目の容器に水を入れて置いたり、水を使うタイプのアロマディフューザーをつけたりしました。お肌も乾燥するし、お茶ではなく水を飲むように心がけて体内の乾燥も防ぎます。やはり、空気が乾燥していると、呼吸器への負担というのは大きく感じますね。痰も切れにくいし。
加湿器を買おうか、真剣に悩んでる。
ナチュラルな咳止めにはタイム
咳止めというと、リン酸コデインが最も知られた有効成分だと思います。ハーブの世界では咳止めにはタイム!(ちなみに日本の食養生ならレンコンですかね)
◎タイムのチンクチャーを水に数滴落として飲む
チンクチャーはアルコールベースなので、特にお子さんには摂取量に注意が必要です。
チンクチャーの作り方は過去記事がいくつかあります。
◎タイムシロップの服用
薬局に行くと、タイムシロップが各メーカーから売られています。安いし、シュガーフリーのものもあり。いくつかの食品添加物が商品の安定化のために入れられている。砂糖が嫌だったり、添加物が嫌なら、はちみつで作るのがおすすめ。こちらではweledaのタイムシロップも売っていますが、日本での販売はないようです。
市販のシロップについてもご紹介しています。常備していたこのシロップが切れて、「次は作ろう」ってひそかに思っていたのですよ・・・
タイムシロップの作り方
ジャムの空き瓶など、耐熱性の瓶にタイム(ドライでもフレッシュでも)と蜂蜜を入れて、湯煎にかけます。今回は30分くらいぐつぐつ。
タイムは結構強いハーブだと思うので、育てるとよいと思います。湿度の高い日本などなら、混んで来たらカットしてあげて、ドライにして取っておくとか、アルコールやはちみつにつけちゃうとか。
茶こしなどで濾して完了。瓶に残った蜂蜜とタイム、水を鍋に入れて、ハーブの残りはハーブティーに。こちらもおいしい
蜂蜜は、タイムの蜂蜜というのも売っているので、咳のひどくなりがちな方にはおすすめ。
マヌカハニーはさすがにお高いし(効くけど)
アレンジいろいろ
風邪の時に積極的にとりたい、しょうがを一緒に煮だしたり、もっと煮詰めてキャンディーを作ったり(これは時間があったらまたアップします)、目的に応じてハーブの種類を変えたり。はちみつは1歳以下のお子さんは摂取することはできませんが、お薬をなかなか飲むのが大変だけどシロップなら飲む、という幼児のお子さんにはおすすめ。
といってもハーブもお薬と同じなので、摂取量やアレルギーには注意が必要です。
今回の方法は、熱を加えて抽出しているので、チンクチャーやオイルでご紹介している冷浸法とは異なり、温浸法という方法になります。熱を加えることで早く、多く有効成分を抽出することができます。デメリットは、熱に弱い成分が壊れてしまう可能性があるということかな。あまり温度を上げず、中火以下でじっくり抽出するイメージで、やってみてくださいね。
久しぶりのアムステルダム。都会だな!ていうか、観光地だな!