自我の芽生えに。赤ちゃんから思春期まで、子どもの成長のタイミングのキーになるハーブはカモミール

昨日は、12歳の長男に作ったクリームの話を書きました。

春は芽吹きの季節。冬の間、体内に潜んでいたものが、表面化されるようです。今日は家族のスキンケアのために作ったクリームをご紹介。 春になると...

私は、彼がアレルギー体質だからカモミールを使うことが多いのだけど、そいえば年齢的なものもあるな、と思って。今日はそんなことを書いてみます。

自分の身体に必要なものは、自分の身体が欲するハズ

講座でもお話するのですが、嗅覚という原始的な感覚は、自分の「今」に必要なものを知っているから、必要なものは「良い香り」だと感じたり、本能的に選び取ることが多い、です。頭や知識で考えて◯◯の効能を持ったものを・・・とセレクトしても、ヒットしないことって、結構あると思います、アロマでも。

カモミールと中薬で使う「菊花」は、学名は異なるのですが、キク科で、いわゆる効能といわれているものも似ている。少し前に長男の火照り対策に、プーアル菊花茶を飲ませたら、とても美味しいと喜んでいました(現在はお茶断ちをなさっているので飲んでませんが。)

抗白菊も、学名はカモミールとは異なります。調べてみると、カモミールは日本には19世紀の初めにオランダから入って来たみたい。菊花は、もっと昔にきっと中国から入って来たんだろうな

台湾だと、結構こういう「漢方モノ」が手に入る。コンビニでも売ってるわけです。

漢方・中薬を学ぶのも、台湾滞在の目的のひとつ。コンビニでも手軽に買えちゃうお茶を今日はご紹介します。 生理のトラブルは万国...

カモミールの作用をおさらい。

私が講座で必ずお勧めする、アロマセラピーのための84の精油から、カモミール精油の効能をおさらい

強肝・強壮・強脾・駆虫・駆風・解熱・健胃・抗アレルギー・抗うつ・抗けいれん・抗神経障害・抗リウマチ・止痒・消炎・消化促進・消毒・制吐・胆汁分泌促進・鎮痙・鎮静・鎮痛・通経・発汗・瘢痕形成・皮膚軟化・癒傷・利尿 作用

カモミールはアロマの精油よりもハーブティーのほうが日本人にはなじみ深い植物です。アロマは親油性の成分が溶け込んでいて、ハーブティーは親水性の水分が溶け込んでいます。日本では、ハーブティーでおなじみなのは、ジャーマンカモミールのほうです。アロマはローマンカモミールのほうが、認知度が高いかな。

カモミールは、温かみのある香りと風味だけれど、身体を冷やす・・・というか、クールダウンさせて落ち着かせてくれる作用があります。カモミールのハーブティーがよく使われる
シーンはこんな感じ。
風邪を引いた時
お腹の調子が悪い時
眠れない時

赤ちゃんがムズムズしているときに(お腹にガスが溜まっていることが多い!)母乳育児中のママはカモミールのハーブティーを飲んだり、キク科のアレルギーのない離乳食の始まった頃の赤ちゃんは薄めてハーブティーをのませたり。ハーブティーを使っての沐浴は、お腹トラブルや発熱トラブルはもちろん、オムツかぶれやあせもなどの皮膚のトラブルをすっきりさせてくれるので、赤ちゃんのいるご家庭にはハーブティーの常備をすすめています。

おうちでハーブを育てられる方は、自分で育てて、乾燥させてティーにしたり、チンクチャーにしたりしてもよいですねー。お花可愛いし。
chamomile

思春期男子にカモミールは必要かどうか

とにかく「お腹が熱い」といってムズムズしている長男くん。菊花茶を飲んだ日は、すぐに寝入るんです。ほそーい神経が、とげのように尖っているような時もあるから、これにも良さそう。といっても、ハーブや精油って色々な効能を併せ持っているわけだから、なんだかんだと当てはまるような精油はいっぱいある。

ところが、私のもうひとつの愛読書、スピリットとアロマテラピーの本に、私の心を打ち抜く説明が!!

太陽神経叢は自我にかられた欲求をまとめ、自己を律しながら実現する方向へ導きます

ずきゅーん どきゅーん(笑)
まさに、カモミールはこれをサポートしてくれる香りではないか!!自我の芽生えをサポートしてくれるんだぁぁ(感動)
アロマセラピー

5歳次男くん。6歳臼歯が生えてきそうでむずむず

我が家には、もう一人、カモミールの必要な人がいます。それはもうすぐ5歳半の、次男くん。6歳臼歯が生えてきそうで、奥歯の奥の歯茎が痛い痛いと言っています。大好きなきゅうりのぬか漬けが食べられないほどに(細かく切ったら食べたけど)

歯が抜けたり生えたりするタイミングも、自我と大きく関係している。こんな「萌え出ずる時」は、体内に熱がこもってイライラしたりムズムズしやすくなったり、赤ちゃん還りをしたりする。そんな時にもやっぱりカモミール!

mybaby'sfoot

子育て中はカモミールに助けてもらったら、ちょっと笑顔が増えるかも

りんごのような甘い良い香りのカモミール。こうやってちゃんと見返してみると、やっぱり子育てのサポートをしてくれる効能がいっぱい。ハーブティーでも、精油でも、是非お手元に置いておいて欲しいです。日本に帰ったら、華密恋のトライアルキットを買って長男にあげようかな、とか思ってます。あとはカモミラのレメディも補充しないと。

ティーパックのタイプがあると、耳が痛いとき、目が痒いときなんかに、飲み終わったティーパックで湿布できたりもします

通経作用があるので、ホルモン様作用をする・・・ということは、妊娠中のホルモンバランスの変化にも何か影響しているのではないかなと思っているのですが、今回これは検証不足。

過去の自分のデータを見てみると、出産の2週間前には、すごくカモミールの香りが良いなと思っていて、産後3か月くらいには、あまり・・・という感じでした。妊娠中のホルモンバランスが大きく変わる、妊娠3−4ヶ月のデータが残っていないので、残念。これは調査を重ねていきたいところです(といっても妊娠する予定ないけど)

お読みいただきありがとうございます。

アロマやハーブについては、実験や考察的な内容も含みます。制作は自己責任で。正式なレシピは、ご自宅で好きな時に学んで質問できる、オンラインテキストの販売を行っています。

 

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