秋休みも最終日。以前から作りたいなぁと思っていた、幼いころに食べたりんごスイーツを夕食と一緒に仕込みまして、デザートにいただきました。
母の子育てコミュニティ
私の母は、私が小学生のうちは、弟が小さかったこともあり、時折父の仕事を手伝いながら、ほとんどおうちにいました。当時私が住んでいたのは、小さな新興住宅地というか、昭和50年代に整地されて住宅の立ち並んだ地域。母は学校の役員をしたり、お茶やエアロビクスなどの習い事をしたりしながら、私のピアノの送迎とか、祖父母も同居していましたし、思い返してみれば結構忙しくしていた母でした。
近所に家族ぐるみで仲の良いファミリーがいて、姉妹同然に毎日一緒に遊び、長期のお休みには旅行に行き、親に怒られては転がり込み(笑)文字通り一緒に育った友達がいます。
前回の一時帰国では、別の場所に越してしまったそのファミリーにも会いにいって、本当にお世話になりました。まさに第2の家族、親と呼べる存在。
今となって聞いてみると、子育ての相談をしたり、レシピ交換をしたり、していたそうです。そう、私がママ友達としていたように。
母も言ってた。「彼女がいなかったら子育てできなかった」って。
子育てする仲間がいるって、本当に大事だよね。
会いに行ったよ、伊豆の海まで。
その名もヨーグルトポムポム!
かわいらしい名前を忘れることができずに、ほんのり甘くて酸っぱい味が懐かしい。食器戸棚の一番右の引き出しに、レシピのメモ書きが入っていたのも覚えてる。懐かしいなぁって、何か月か前にツイッターで書き込みしたら、
それは、マドモアゼルいくこさんのレシピですよ
と、見知らぬ方からレスをいただきました。すごいツイッター!私の懐かしの味を知ってる人がいるなんて!!調べたら、クックパッドにもレシピがたくさん載っているではありませんか
この本、すごく人気らしく、30年以上前に発刊されたものが、また復刻しています。
いつか作ろう作ろうと思いつつ、あと伸ばしになっていました。
先日次男にも「あのねー。グランマと○○おばさんがよく作ってくれたりんごのケーキがあってね。今度作ってみようと思ってるんだー」
なんて話もしたので、明日から学校が再開することもあり景気づけに作ってみました
子どもたちも実の孫のようにすぐ馴染むw 子ども同士もすぐ意気投合。
絶対失敗なし!リンゴの簡単ケーキのレシピ
以下は、マドモアゼルいくこさんのレシピです。ブログに人のレシピを書くのにちょっと抵抗があるのですが。。。。クックパッドなどにアレンジ版なども多く載っています。すごく評価の高いレシピ本なので機会があったら本も入手したいなと思っています。
<材料>
薄力粉カップ1・・・・我が家や家にあったスペルト小麦と台湾の中力粉を半々で
ベーキングパウダー小さじ1・・・・ベーキングパウダーがわからずベーキングソーダ使用
ヨーグルトカップ1
さとう80グラム・・・・Bioココナッツシュガー使用
サラダ油半カップ・・・・Bioサンフラワーシードオイル使用
卵2個
りんご2個
レモン少々
<手順>
1、オーブンを200度に温める
2、リンゴは皮をむき半月切りにしてから細かく切ってレモン汁をまぶしておく。
3、砂糖~卵までをよく混ぜ、合わさったらヨーグルトを混ぜる
4、薄力粉とベーキングパウダーも3にあわせよく混ぜる
5、容器にバターを塗り小麦粉を叩き、半分4を入れる
6、りんごを半分並べて、残りのケーキ種を入れて上にもりんごを載せる
7、オーブンで30分。中まで火が通ったら完成
ちょっと焦げた色。。。ドアの閉まりがいまいちで、火加減のよくわからない我が家のオーブン。30分では全然焼けてなかったので、アルミホイルかぶせて追加で10分焼きました。
ココナッツシュガーなので生地自体も茶色いからしょうがないか。
思い出の味とともに
我が家にはちょっとお砂糖の量が多めだったので改良の余地はありますが、とてもさっぱりしているので、食後にも関わらず子どもたちもパクパク食べていました。乳製品とリンゴが手に入りやすいオランダ!いつでも手軽に作ることができそうです。
肩肘の張ったものじゃなくて、シンプルなおうちのケーキ。材料も適当だし、我が家なんてドレッシング用のミニ泡立て器と野菜の水切りのボウルで作ってるし。
母が作るクリームシチューにジャガイモとコンビーフのグリル(我が家ではドイツ料理と呼ばれていました)おばちゃんが作る「すいとん」は、私が子ども時代から大好きな懐かしい味。
今回会いに行った時も、すいとんをたっぷり用意して出迎えてくれました(涙)ノスタルジーな甘いものは、このヨーグルトポムポムと、おばちゃんのおうちの甘い麦茶。忙しいながらも袋菓子をそのまま貰ったことはないし、油の多いスナック菓子も食べなかった子ども時代。恵まれていたな。
あぁまた食べたいおばちゃんのすいとん。次男も大好きなすいとん。
明日はすいとんにしようかな
その時親たちが、一生懸命に子育てしてくれていたことなど思いも寄らず、反抗したり親不孝をしたりしてきたわけだ。月並みだけど、実際に親になってみて、そのありがたさと愛が身に染みてわかることもある。きっと親だって必死だったんだ。
愛し方は人それぞれ。自分と愛の表現方法は違うから、気づかないかもしれないけれど、ね。きっと試行錯誤しながら、四苦八苦しながら、
大抵は、どんな親も一生懸命子どもを愛しているはずなんだ。
こうやって、懐かしい味を思い出すと同時に、私は子どもたちに何を残せているのだろうかと考える。大人になって、食べたら「あぁママのことを思い出すなぁ」って思うものなんて、あるだろうか。
多分、ないんだよなぁ。。。
私は、自分の味も探さなくちゃいけないなぁ。
みなさんのご家庭はいかがですか?