バリ島の一時居住ビザKITAS。インドネシアに長く滞在するのに必要なキタスの返納手続き。

バリ島に3年半住んでいた私たち。2月のバリ旅でも、とある手続きをしてきたので、備忘録的に記載しておきます。インドネシアのビザ関連の法規は頻繁に変更するので、この記事もあっという間に古くなりますので、ご注意を

一時居住ビザ KITAS(キタス)

インドネシア滞在中、会社に所属していたので、KITASと呼ばれる一時居住ビザを取得していました。最初は観光ビザで入国したので、1ヶ月でシンガポールへビザラン。シンガポールのインドネシア大使館で、KITASを取得して入国(エージェント使用)。それから、長男次男は一度も出国することなく、3年半バリ島にいました。

KITASは、当時、毎年更新なものの、5年間出国する必要がなく、付帯家族も家族ビザが取れるというもので、許可された会社の職務についての就労のみが認められます。取得時に、戸籍謄本の翻訳書類(アポスティーユ取らずに自分たちの翻訳でOKだった)や大学の卒業証明書、そして英語の履歴書などが必要でした。

現在では、大半のケース、そして新規の場合は半年のKITASしか出ない、という話もありますし、大学卒業をしていない人についての取得が難しいという話もあります。インドネシア語の試験が更新時に入るという噂も、実行されないまま数年。
このあたりは、法律がどう、というよりも担当エージェントの移民局への力だったり、まだまだワ◯ロが有効な国ですから、一概にどうとは言えません。
本当に、法規がちょこちょこ変わる。私たちが滞在中も、「出国の有無を問わず、何度も出国できる許可証(再入国許可)を取得しなくてはいけない」というように変わって、追加料金が発生したりしていました

だいたい、KITASの期限が切れる1ヶ月半くらいまえにパスポートなどを預け、一度指紋や写真を取る為にイミグレーションオフィスに出向き、無事取得すると、ブルーブックと紙のKITASカード(一度プラスティックだったこともある!)とパスポートが手元に戻ってきました。エージェントによっては3ヶ月前に渡さなきゃとか、色々違いがあるようですね。

このKITASがあると、銀行でも口座開設が用意だったり、在住者向け割引が受けられたりします。空港でも、インドネシア人及びKITASホルダーのイミグレーション窓口を利用できるので、長い行列に並ぶことなくスムーズです。
リタイアメント、婚姻、就労の場合などに発行される一時的な居住ビザです。


取得費用や更新費用等

取得時の費用は残念ながら手元に資料がありません。インドネシア国内で、エージェントを使用していたわけではないので(会社関連の人が担当)取得費用を聞くと、人よりもやすかったです

2015年の更新時の費用は、家族5人で

筆頭者7,500,000rp+税USD1200
家族(子どもも含む)5,000,000rp/一人当たり
合計43,000,000rp+under tableで2,500,000rp

毎年の更新時にこれだけかかっています。レートもかなり変動するのであまり参考になりませんが、40万円程度。
東南アジア、そしてインドネシアの物価を考えると、なかなか高いです。もちろん、企業によりビザ代金の支払い要件などは異なりますので、全部が会社負担だったりすることもあります。

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忘れてた、出国時のKITASの返納手続き!!

そして、インドネシアから出るにあたって、この居住ビザの返納手続きをしなくてはならないことをすっかり忘れていて、KITAS期限を半年残して出国。KITASを返納するためには、EPO(EXIT PARMIT ONLY)という手続きをしなくてはならないことを知ったのは台湾について大分経ってから。あちゃー。

台湾のインドネシア大使館にも足を運んで聞いたり、日本のエージェントに問い合わせをして、台湾にいながらにして、EPOの手続きができるか確認したのですが、不可能。
(日本のインドネシア専門エージェントさんには、本当にお世話になりました)
日本にいれば、日本のエージェントをとおして(または自分でパスポートとKITASを持参でインドネシア大使館に行って)手続きができたのですが、気づいたのは、日本から台湾に戻ってから・・・という。

大きな企業などで、連続して赴任者のいる場合など、「日本に一時帰国したまま、別の担当が赴任になり、手続きをしないままになっている」ケースとか、調べてみるとあるそうです。この手続きをしないと、会社側のペナルティになったりもするようなので、ちゃんと手続きは必要。

幸い、バリ島に私と三男がいく予定があったので、その時に、可能なかぎり書類を揃えて行きました。といっても、他の3人のパスポートを持っていくわけにもいかないので、

私と三男のパスポート原本
5人分のKITASカードとブルーブック
バリに行けない3人分のパスポートコピー全ページ
全員で、最後に出国した際の搭乗証明(AIR ASIAから取り寄せ)
今回の旅のフライトインフォメーション
手続き代金3,750,000rp

を用意。無事滞在中の10日間(土日も挟んだので実質1週間)で手続き完了。

元来ビビりな性格の私。無事に出国できるのかも、すんごい心配でした。別室送りになったらどうしようとかwあードキドキした。

EPO KITAS
7日以内に出国しろって書いてある。

旅からロングステイまで。インドネシアのVISA関連。

KITASは、55歳以上のリタイアメントの場合でも取得することが可能。(リタイアメントビザ)取得用件は、家のことやお手伝いさんを雇うとか、色々決まりがあったはず。
リタイアメント以外で、自分で事業を起こしてKITASを取得するのは、現在とても難しいようです。とても莫大なお金や許可が必要。

ただ、バリ島は、マレーシアやシンガポールまで、数千円で片道のチケットが取得できます。現在は日本人の場合、観光目的で30日以内の滞在については、入国時に観光ビザ代が免除になっています。観光ビザの30日で出入国を繰り返すことが可能。

観光ビザの場合、60日間の滞在が可能なのですが、30日を超える場合は、入国時にVISA ON ARRIVAL(通称VOA)の35USDを支払い、30日以内にバリ島内のイミグレーションオフィスで延長手続きが可能。そうすると、の合計2ヶ月は、出国せずに滞在することが可能です。

*観光ビザでの30−60日間の滞在について、4/6加筆訂正しました。

それ以外にも、現地の身元保証人がいれば、ソーシャルビザの取得をして半年の滞在が可能だったり、現地では金銭を獲ないけれどビジネス目的で来る場合のビジネスマルチプルビザなど、色々なビザの種類があります。

インドネシアの物価と比較するとお値段は高いものの、他の国で長期滞在ビザを取得すると、もっと高いのかもしれません。難点は子どものビザ代も(0歳だって)大人と同じだけかかること。

我が家はエージェントを使っていないのでわかりませんが、どうやら、エージェントの善し悪しというのも、あるようです。現地で人づてに紹介してもらうなどの注意が必要。ウブドの中にもVISAエージェントはあちこちに。バリ島の場合は英語が通じるでしょうから、簡単に条件や見積もりを依頼するのも可能です。
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中長期滞在のススメ

バリで2週間なんてあっという間!ぼーっと、プールサイドでのんびりするだけで終わってしまいます。お仕事の区切りのひとときなどに、1ヶ月バリ島に滞在して、のんびりしつつ、たくさんの経験を積まれている方もたくさんいます。

物価は上昇中ではありますが、まだまだ、滞在費も安いバリ島。
やっぱり最低1ヶ月、滞在したいところだなぁと、私自身も思います。
あまり参考になったか、よくわかりませんが^^

お読みいただきありがとうございます。

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