海外生活での学校問題。バリ島と台湾の場合。そして海外での日本語習得はどうしよう

バリ島に3年半、そして台湾と海外生活の続く我が家。特に就学年齢である長男の教育については、いつも頭を悩ませています。今日はバリ島、そして台湾での通学についてと、日本語習得について。

海外在住の子ども達、母語である日本語学習はどうしてる?

海外暮らしをしていると、よくママたちの間でも「日本語どうしてる?」という話しになります。
吸収の早い子どものことですから、必要ないものは、あっという間に忘れます。書かせないと、漢字はもちろん、カタカナも忘れるし文法がおかしくなってきます。

バリ島ウブド在住時の学校

バリにいる時は、こんな感じで勉強していました。

息子が「学校」と呼ぶ、小規模で日本人の先生に、勉強をみていただく日が週に3回、英語のグラマーレッスンが1回、英語でのクッキングクラスが1日、が基本。

私たちの住んでいた地域で、インターナショナルスクールに行くなら、学費が月3,5−5万円くらい(それ以外に入学金や設備費がかかります。)それよりもお安い、ローカル私立(英語あり)もあります。

ローカルの学校に行くことも不可能ではないようなのですが、短期滞在もしくは、インドネシア国籍を持たない場合は、「お試し入学」みたいな感じなのかな?あまりローカル学校に行っているという話は聞きませんでした。

中期(1年未満)滞在での台湾での学校事情

台湾に来てからは、学校に通うのは難しそうなこともあって、ホームスクーリングです。
台湾には1年未満の滞在予定。言語習得していないローカルスクールは無理ですし、インターナショナルスクールは、調べてみたところ下手すると学費が月10万円くらいする(汗)
日本人学校も、入学時に23000元+設備費60000元(合計33万円くらい)月に9000元(36000円くらい)+PTA費と教材費。
たった1年のために、こんなに払うのかー!!
それでも一応調べてみたりしてたのですが、学期の途中からの入学だったりすることもあるし、彼自身日本の学校の勉強に興味が無いという。

なので、ホームスクーリングです。学校に行かない選択って、日本だとあまり一般的ではないですが、海外だと、結構ありますよね。

ママ先生が頑張るしかないホームスクーリング

数学や英語はドリル的なものをやっています。数学の、新しい内容の導入に関しては、毎回頭を悩ませます。私自身、あまり数学は得意でないので・・・英語は、私がスペル担当、パパは発音とか言い回しを教えています。

日本語の勉強法は、こんな感じ。

1、絵を描いて、それに物語をつける。

2、それを書くのに必要な文字を覚えたり調べたりする


WXG2a2Pr0wm0dt_6iQ0VLm5sI0PnfsTNNdJP-XD0FdE

これは、台湾に来てから描いていたもの。最近はLYRAの色鉛筆で描いてます。

たまにドリルっぽいのを導入することもありますが、基本これと、趣味の読書。

ひとつ、作品を紹介しましょう

これも、台湾に来てからの作品。
gL6RFQfSPBfCjR2uKe3oyG8KVaLaLYl6zrc6IaKQOF8
新しい島
昔、国が好きではなくなった人達が、船を買って
南の豊かな国を目指して北の国から
苦しい航海を続けて何人もの人が死に
いまにも引き返そうかという話になった時、南の方に
大きな島が見えました。皆はそこにつき船の中の荷を
陸に運びました。どうやら無人島のようです。
豊かな森に泉もありました。人々は船を砂浜にのせ
しばらくそこに住むことにしました。しかし食物を取ってきた
数人の人が言いました。「森の中に矢が落ちていた」
ということは、、、この島に人が居るのかもしれません。
その人が悪い人じゃなければいいのですが、、、。
(漢字なども本文まま。)

ーーー

書いたものを添削して、他の言い回しに代えたり、漢字を練習したりするということを、継続しています。

ちなみに9歳の時のがこんなかんじ

395125_359235534170507_1837710800_n
裏面に物語と、初めて出会った漢字が書いてあります。
644116_359235550837172_929786954_n
山のぼりの人
ある所に三人の男いました。1人りはのっぽで、
もう1人はせがひくくて1人は力もちでした。
さてある日この3人はとうくに見える高い山にのぼってみたくなりました。
そしてにもつをまとめあるいていると、大きな川に出ました。
すると力もちの男が木を切って来て丸太にのってえだに板をつけ
オールのかわりにしました。川をわたると、もう夕方でした。
丸太をかわかして切ってたき木にしてたき火でベーコンをあぶりました。
つぎの朝はやくおきたのっぽの男と力もちは朝ごはんに
りんごを三つとってきました
そして朝ごはんがおわると三人はまたあるき始めました。
5時間ほどあるくとちょうぢょうが見えてきました。
たき木をもってついにちょうぢょうにつきました。
そしてたき火でソーセージをあぶっておいしく食べました。(おわり)

(原文まま)

長男にあった日本語勉強法

元々絵が好きで、今は物書きになりたい長男(12歳)には、物語の創作が、とてもあった勉強法なのかなと思います。暇な時間はずーっと本を読んでいるし。親としては、彼の世界観もわかるし、何より楽しいです。


彼の世界の中で必要な言葉を覚えていって
その世界がひろがっていったら、覚える言葉も増えていく。今はキラキラした言葉ばかりだけれど、それがネガティブでダークな言葉ばかり覚える時期がくるかもしれない。その時に、必要な言葉をまた覚えていったらいいのかな

そんなことを思っています。彼は1年生のときにきちんと日本語の導入ができているからよいのだけれど、今後今の2歳4歳が、日本語を文字として学ぶ時期に入った時にどうやっていこうかな・・・と今から考えています。作品は溜まってゆくばかり・・・これからも成長が楽しみです。

お読みいただきありがとうございます。

アロマやハーブについては、実験や考察的な内容も含みます。制作は自己責任で。正式なレシピは、ご自宅で好きな時に学んで質問できる、オンラインテキストの販売を行っています。

 

各種テキスト、講座、相談窓口、アロマクラフト関連商品、本当にお気に入りのものだけ集めたオンラインショップはこちらから。

アロマセラピーを学ぶ通信講座、暮らしのお助けアロマやご自分で作れるアロマクラフト材料の販売も。

月に1、2回のお知らせメール。ご登録はこちらから

メールアドレス



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加