家を引っ越してから、もう18日が経ちました。先日、カーペット屋さんにいって敷き込みのカーペットを選んできました。
おうちの手直しはこれから
前の住人の契約が8月末まで。私たちが正式に契約書にサインをしたのが、9月2日。仮の住まいの退去日がこの日だったこともあり、簡単に業者さんがお掃除をした後に入居しました。
私たちは室内では日本スタイルに靴を脱いで暮らしたい。契約の条件として、壁の塗り替えと敷き込み式の絨毯を新しいものに変えることを頼んだら、大家さん快諾。上記のようなタイトなスケジュールだったので、「壁とカーペットは入居してからおいおいね」ってことで、しっかり掃除機をかけて使用していました。いよいよ今週絨毯の工事が入ります。
リビングダイニングはフローリング敷。年季モノで、浮いた釘を相方が全部あたってくれました。DIYで敷いてるようで、周囲が1-2センチ空いていて、コンクリートの床が見えます。ビー玉が入ってしまうからと、子どもたちはカプラ(木の積み木)で埋めていました。
選び放題!じゅうたん屋さんにて
センターにほど近い、不動産屋さん指定のカーペット専門店へ。不動産屋さんから連絡をもらったカーペット屋さんが「いくらのものでもいい」っていうので、ちょっと戸惑う。だって1m2あたり30-200€くらいで、大きな価格の開きがあるのだもの。
とりあえず、「靴を脱いで暮らす寝室用に、柔らかめの」と言って店員さんに見繕ってもらったけど、見ているうちに悩んでくる・・・・
色も、最初はダークトーンでブルーやグレーやブラウンと思っていたけど、敷き込み式のカーペットなんて選んだことのない私たち。これだけの面積を占めるものが本当にこの色でいいのか。冬に寒々しいんじゃないか。
柔らかめといっても、この毛足の長さはどうなのか、すぐにへたっちゃうんじゃないか。掃除機でゴミがちゃんと吸えるのか。
ぐるぐる店内を見ること30分。
そりゃ、ふわふわで値段の高いやつがいい♡と思うけど、価格的に大家さんに遠慮する気持ちもある。今敷かれているものは、お世辞にも高いものとはいえない。
じゅうたんのうえには、実際にベッドやデスクなどの家具を置いてしまうわけだし、実際今の家に越してきてからじゅうたんの上で直に座ってくつろぐようなシーンもない。
携帯に入っている家の写真を見ながら色も素材も再検討。
静電気や汚れの落ち具合も気になるので、素材の名称を検索かけながら、どんな特性があるのか現物と照らし合わせて調べていきます。
店員さんが、ほぼ英語の喋れない方で、言っている言葉を二人で推理しつつ、彼女の言葉を真似したオランダ語片言と英語で確認していく。こういうのは台湾時代を思い出して、夫婦で俄然やる気を出す。なんとかなるもんです。
と、よく見たらこんなにわかりやすいラベルがついているじゃないか。
そして、100パーセントウールのものを見つけてしまったら、もう心は「天然素材で!」と決まってしまった私たち。あれだけふわふわの、とか言ってたくせに。
ウールなので力強い質感でへたらなそう。それなりに自然の油で汚れもはじきそうだし、静電気も少なそう。呼吸器にもよいのではないかな。私たちが1年で退去しても大家さんはそのまま交換せずに次の方に貸せるだろう。
最後にウールのもののみを何パターンか見せてもらい(突拍子もないオレンジ色のものを薦められたりしながらも)決定。
上のブラウンにしました。
施工日を決めて完了。結局エントランスと2つの寝室、全部を同じカーペットに統一することにしました。
家を作るとか手を加えることに、とても面白みを感じる私たちなので、楽しい時間でした。
穏やかな日々は続く
夏のような日は終わり、だんだん涼しい時間が増えてきています。寒い冬、暗い冬をどう快適に暮らしていくかは、とても重要。家の作りやお店で売っているものをみていると、オランダの人は「家の中をどう心地よくするか」ってことに敏感な気がします。素敵な花や置物を飾ったり、キャンドルやライトで演出したり、絵や写真を飾ったり。
夏を惜しんでひまわりを。細口の花瓶が1つしかない。花瓶は早急にかわなくっちゃ。
秋になりつつある森の素材をみながら、制作意欲が沸いています。リースとか、かごとか。ホームセンターに行っていろいろ物色しなくては。
お月見も過ぎて、秋分。秋は私の生まれた季節。生活を立ち上げながらも、謳歌しよう。欧州の秋を。