流浪の旅のはじまりは5年前の大仏殿から。どこにいても変わらない自分になるために。

長男たっての希望で、東大寺大仏殿に行ってきました。別に行った事あるんだからいいじゃーん!と思っていたのだけど、行って良かったわ。

前回の来訪は2011年3月。この5年を思い出す、奈良。

現在、縁あって、奈良のおうちを2週間ほどお借りしています。自炊もできて、とても快適なおうち。

思い起こしてみれば前回、奈良に来たのは2011年の3月。震災の後のことでした。当時は今5歳の次男がまだ4ヶ月。首もしっかり据わらないような頃でした(あの時取得したパスポートの写真撮影、大変だったなぁ)

その5歳くんは、もちろん、ここに来た記憶はないものの、「自分のお年玉で鹿せんべいを買うんだ」と息巻くほどに成長しました(でも鹿せんべいを途中放棄し、私が鹿の餌食に・・・・)

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ちなみに、次男は、raindeerの仲間だから、鹿も空を飛ぶと言ってる。鹿せんべいを与えて、クリスマスにいい思いをしようという魂胆か

大仏様の前では、5年なんて、ちっぽけだったよ

私たちの5年は激動だった。その後京都に少し滞在して、沖縄に飛んで10ヶ月。そしてバリ島で3年半、台湾に半年。家族も一人増えて5人家族に。

5年前の当時は、先の見えぬ不安と、落ち着かなさと、寂しさでいっぱいだった。個人的な思いで張りつめそうになっていた。今、時代はどんどん悪い方に向かっているように、私には見える。そういった面での思いは色々去来するのだけれど、当時のような個人的に悲観する思いが全くないことに、気がついた。

まだまだな、本当にまだまだ至らない自分たちだけれど、それでも、私たちはこうやって生きていくんだな。世界中どこでも。そう思える今がある。これは、きっとこの5年で培ったものだ。笑顔で大仏様を見られて、そして奈良で落ち着いた時間を過ごさせてもらえて、本当に私は幸せ者だ。

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5年ぶりの大仏様は、何も、本当に何も変わらなくて、5年なんてちっぽけだなって思った。

大仏様、あの時より、私は笑ってますか?

旅はまだ始まったばかりだ。人生の、そして魂の旅は。

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子ども達は「おかしゃま(お釈迦様)」の絵本が大好き。服を斜めにかけて、ブッダコスプレをして遊ぶ程(笑)ブッダと共にいる。

奈良は移住したい土地トップに入る場所

昔都があったり、栄えていた場所というのは、やはり土地が持っている豊かさがあると思う。この山に囲まれ水に豊かな奈良を見ていると、本当に豊かな場所だなぁと思うのだ。

毎日の計画停電、続く余震。水の不安(ついでに井戸なので停電だと水も出ない。)その暮らしに疲れて、「今を生きる」ために、楽器をもってキャラバンしよう!と我が家4人と、相方の妹ちゃん(現在南米在住)の5人で飛び出した旅の途中で行った奈良。

奈良の水の豊かさに本当に癒されて、奈良の南部に移住を検討したのだけど、奇しくも花粉症の季節。相方はアナフィラキシーのような症状に陥り、これでは難しいかな・・・・と断念したのです。

懐かしい。とにかくいつまで続くかわからない旅。お金を極力使いたくなくて、あの時は初日は奈良市内のユースホステルに炊飯器持参で泊まったんだった。天川のほうでも、安宿に泊まったなぁ・・・

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もう、数日しか奈良滞在の時間は残されていない。レンタカー借りて、やっぱり天川の方までお礼参りにいこうか。。。まだ考え中。正直、離れがたくなってる。次の楽しみにとっておくべきかな・・・・

関東と比べると、関西はやっぱり人は温かくて、おばちゃんたちが子ども達に話しかけてくれるのは、バリ島や台湾みたいなアジアの香りがする。困ったら、そこらへんの人に声かけて助けてもらおうって思える。舌打ちもされないし、席も譲ってくれる。知らない土地だから、その温かさが深く心に染みるという偏った見方はあると思うけど。

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日本で拠点を持つか、持たないか。

日本に来た当初は、もう引っ越しはうんざりだ、一時帰国なんてもうしたくない!日本なんて帰ってこない!!そんな思いが強かった。次に思ったのは、やっぱり日本にも簡単な拠点があったほうがいいんじゃないかという思い。

拠点を持つのは、コストがかかるし、私たちのように住民票も日本にないフリーランスだと、色々手続き上も面倒。だから今まで拠点を持つ事は考えていなかったのだけれど、今回、こうやって海外在住者で日本に拠点を持っている人のおうちをお借りすることで、拠点のあることの安心感を、擬似体験してる。

子ども達にとって、移動はストレスで、いつでも、安定の場所で、家庭のご飯が食べられて、馴染みの枕で寝られることが重要だなぁと、つくづく思う。日本にたびたび来るのなら、そのための場所を持つべきか否か。その答えはまだ出ない。必要ならば、それを維持できるだけの予算もついてくるのだとは、思ってる。

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どこにいても、変わらない自分を。

海外移住といっても、そこに骨を埋めるわけではなくて、ただただ、ご縁のある期間だけ、その土地にお邪魔するだけだ。私たちは、どこにいたっていい。自由だ。日本に住んだっていいんだ。

自分が自由なマインドを確保するには、どこにいても自分らしい暮らしが無理なくできる必要がある。どこにいても、本質的には変わらない自分を。自分がどうしたら無理がないか。自分がどうしたら愉しいか。自分がどうしたら素敵でいられるか。

もっともっと、突き詰めていきたい。

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もうさ、必要なことしか起こっていないよね。そう思う。感謝と共に。

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お読みいただきありがとうございます。

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