蜂と共存するために weledaの取り組みなど

長いお休みをいただきました。お部屋の中に蜂も入ってきたことだし、蜂のことを書こうかな。

蜂が大切にされる人間社会

オランダでは夏になると、よくママコミュニティなんかで「蜂の水飲み場を作ってあげましょう」という投稿がシェアされたりしてる。来たばかりの時、それをみて「ほぉぉぉぉ」と感心しました。

お皿にビー玉を載せて水を入れるの。蜂さんがおぼれないようにね。水が足りなくて道で生き倒れてしまったりすると。

春が近くなると、オランダのエコショップでは、WELEDAの冊子が配られました。種爆弾を作ろうというタイトルで130ページもあり、ハーブの解説が掲載されています。種爆弾=粘土団子といえば、福岡正信さん。自然農法のバイブルともいえる「わら一本の革命」と彼の功績が大きく紹介されているページもあります。

蜂用の種ミックスも販売されています。こちらも泥団子状にしたりして、道路の路側帯とか、空地とかにゲリラ的に蒔くそう。外来種とか言ってる場合じゃなく、本当にたくさんの蜂が好むハーブや花の種がミックスされています。

蜂は植物を受粉し子孫を残すお手伝いをしてくれる虫さん。ネオニコチノイド系の農薬の影響で蜂がとても減っているというのは、しばらく前からよく記事になっていたりします。刺す蜂は確かに怖い存在だけれど、共存する方法を探りたい。

最近、私は友達にこう言っています。
「オランダは蜂にも人権があるようだよ」 と。

※先ほど部屋に入ってきた蜂さんは、外に出たいというので、窓を開けたら出ていきました。動きを観察していると、結構わかるとおもうんだけど、どうでしょうか(すいません、たまに出る不思議ちゃん発言)

蜂はメッセンジャーじゃないかな

蜂は何の象徴でしょうかね。
(蜂 象徴 で検索すると、いろんな興味深いのが出てきますよー)
私自身は、蜂はスピリット(魂)の象徴だと思っています。亡くなった人が蜂になって死を伝えに来てくれたな、って感じたことがあって。何かメッセージを伝えに来てくれる存在と認識しているので、蜂の羽音がすると、ふと立ち止まります。自分を振り返る時間になる。

ネットショップの屋号に B hitomi’s organicとつけているのですが、その「B」にはこんな意味があります。

蜂のマークを付けている通り、Bの由来のひとつは「Bee」
蜂は、私が製作のときにお世話になる蜜蝋の生産者でもあるのですが、彼らの敏感さ、そして命の素を運ぶ姿、そして作り出す滋養に、
私はいつも心を打たれています。
子どもの頃から、蜂に好かれることが多く(刺されたことはない)よく周りにいます。そして、いつも、蜂は、私に何かを教えてくれるのだと思っています。いわゆるメンターみたいな存在かもしれません。

もうひとつの由来は「Be」
ただ、在ること。
私が植物を好きなのは、彼らがただ、「在る」からだ。動くことなく、ただ命を全うさせて枯れてゆく。それが、美しい。彼らのエッセンスを分けていただくことで、私たちも、ただ、「私」であれたなら。

B hitomi’s organic ショップブログ B にかける思いを。より

その土地のエネルギーをたっぷり吸いこんだみつろうを使って製作をさせてもらうことは、幸せだし、大切な、そして必要なものをわけてもらってる、そんな気がするの。

ヨーロッパ圏で蜂が大切にされているように感じるのは、みつろうが宗教儀式に昔から使用されていること、ろうそく=あかり、光 のもとになること、そして古来から身近に手に入る甘味であるということ。という背景があるのかなと思うのですがどうでしょう。

一緒に生きていくことを

命をかけて、時に牙(いや、針か)を剥く蜂だけど、言葉ではキャッチボールのできない相手だけれど、「本当は理解できることがあるのでは?」と、ちょこっと努力するするのはバカではないと思う。

蜂がいなくなったら、私たち人間だって、生きていけなくなってしまう。いや、自然環境のためには人間なんていないほうがいいんだ・・・・って思うのだけれど。地球のシェアメイトとして、互いを思いやり、理解しようとする姿勢をみせたりできたらいいのかな、と。

いやー。殺虫成分入りのラベンダーが日本で売られているって情報を見て、ちょっと本気で人間がわからなくなっています。何のために存在しているのだろうか、私たち。

お読みいただきありがとうございます。

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