41歳を目前に、ふと思い立ってベルリンに行ってきました。行こっかなーと思って、その日にはチケットを取っていたw
藤野時代の友人に会いにいくのが大きな目的ではあったのだけど、ドイツ、ベルリンには子どものころ心を動かされたから。40歳のうちに、いっておきたかった。
個と他の区別がつかない幼児期を過ぎ、シュタイナー教育の世界でいう9歳の危機、ルビコン川を越えて、「世界」というものを認識し始めた、10歳くらいの私が新聞やテレビで見たベルリンの壁崩壊。10歳とはいっても、まだまだちびっこだった私の心を震わせた。壁が壊れ、歓びあうひとたち。
母が小学生の頃から持っていたアンネの日記を何度何度も読み、図書館にあるホロコースト関連書籍も全部読んだ。さらに始まった湾岸戦争やソ連の崩壊も目が離せず、新聞をスクラップしていた、そんな時代。
あの時思っていた、世界を平和にしたいという強い気持ち(元号が平成になったばかりのことです。平和に成る、そういう元号だと思っていたから)。あの時は、音楽が世界を平和にするし、私はその音楽を作る人になりたいって思ってた。
大好きなエンデやケストナーや、小さな頃ドキドキしたグリム童話のドイツで起こったベルリンの壁崩壊。あの時漠然と、「あぁ、40歳にここに行くかもなぁ」と思った気持ちを思い出し、41歳になる直前にチケットを取りました。夢は叶えなくっちゃねぇ、能動的に。
うちにアロマコスメを作りに来てくれた、発酵仲間のベルリン在住の友達と、藤野時代からのコンテンポラリーダンサーの友人と、まずは町のど真ん中にあるコミュニティガーデンへ。ガーデン、養蜂、ガーデンカフェ、不用品の交換やコンポストトイレ、各種WSなどドイツ語がわからない私でも盛りだくさんなことがわかる場所。行って良かった!超おすすめ!
https://prinzessinnengarten.net/




そのあとは、途中ベルリンの壁を眺めたり資料をみつつ、コルヴィッツプラーツのオーガニックマーケットへ。ハーグの良く行くオーガニックマーケットと比較するならば、チーズがフランスっぽいのと、ハンドクラフト系が多いといったところか。白樺でアクセサリーや雑貨を製作して販売している人がいたり、石鹸、革製品、コインなどもあれこれありました。
夕方に行ったので、幼稚園帰りの子どもが、砂糖がけクレープ(オランダでいうパンネクックみたいな感じで)を食べていたり、大人はbioワインを傾けていたりと平和な雰囲気。こういうのはオランダもそうだけど、ヨーロッパ暮らしの中で幸せを感じるシーンだと思う。


オーガニックショップやスーパーを物色して、あれこれ買い物しつつ。早めに友達の家に帰宅、美味しい手作りごはんをいただく。
夜はアロマクリーム作り。ちょっとだけオイルを持参して、選んでもらいブレンド。次にベルリンに訪れる際には、アロマ会やりたいなー。
その2へ続く。

その2へ続く