オランダでインドネシアの民間薬「クニットアッサム」を作る

なんだか体が疲れているような感じ。満月で、生理で。そういえば友達もホルモンバランスがって、言ってたな。ということで、オランダでも作ってみました

インドネシアの漢方。ジャムー

ジャムーというと、媚薬みたいなイメージをお持ちの方もいると思うのですが、インドネシア発祥の漢方というか民間薬全般を指します。アーユルヴェーダとも深い繋がりがあり、その処方は、飲用だけでなく、湿布やマッサージに使う外用のものも。
町ではいまだにジャムーを背負い籠に背負ったおばちゃんが健在だし、スーパーや町のジャムースタンドでも、インスタントのものが販売されているので、手軽に健康維持のために飲むことができます。
たしかに、バストアップとか、男性が元気になる、などの効能のものもあります。

ジャムー売りの人はバリ人ではないんだよ。

クニットアッサムの材料

バリ島在住時代もよく作っていたクニットアッサム。市販のものも買っていたけど、お手伝いさんに作ってもらったり、自分で作ったり。
主に女性器系のトラブル、血行促進、肝機能の改善などなど、効果がいろいろあります。

材料はこちら

ウコン・やし砂糖(グラアレン)・しょうが・シナモンスティック・タマリンドペースト

ウコン=クニット(オランダ語でもクニットって書いてあった)は適量摂取することで、肝機能をサポート、血流の改善、免疫機能を高めり、アンチエイジング(抗酸化作用)の効果があるといわれれています。
砂糖を薬に使うというのは、日本人にとっては結構衝撃なのですが、ヤシ砂糖はかなりジャムーレシピの中に登場します。ヤシの花の根元を切って、その汁を集めて固めたものなので、GI値も低く、ミネラルが豊富です。固形なので、必要なだけ包丁でカットして使います。煮物のコクがないときなんかにも使えるのよこれ。
しょうがは体を温め血行を良くする効果。
シナモンスティックは、普通は入れないのかな?大体飲みたくなるときが、体調が悪い時が多
いので、シナモンの抗酸化作用や加温作用を求めるし、味もお気に入り。
タマリンドペーストは、タマリンドというマメ科の樹の実で、甘酸っぱい味。チャツネに入っていたり、アジアの国では調味料としてたびたび使われるもの(ちなみにタマリンドが手に入りにくい日本だと、替わりに梅干し使います)です。整腸作用があり、カリウムが豊富なのでむくみをとってくれるし、鉄分も豊富で貧血にも。

自転車で15分のアジアンスーパーで、購入できました^^ すごいぞ東方行!

バリのお豆腐屋さんが作っていた、ダウンシリー(キンマの葉)が入ったものも好きだったなぁ。収斂作用と抗菌、消臭作用が足されます。また飲みたいなぁ。

作り方は簡単、切って煮るだけ。

しょうがやウコンは、皮をむいて薄切りにして煮るだけ。分量も適当で、味見をしながら材料を足していきます。

温かいままでも、冷やしても。甘いのでジュースのように飲むことができます。久しぶりに飲んだら、やっぱり美味しい!というか、体が求めてた!家族も「あーこの味この味!」と、バリ島暮らしを思い出してくれました。よかった。

せっかく材料が手に入るので、これからもたびたび作っていきたいなと思いました。


移民コミュニティーの中にいる我が家。お友達はインドネシア人、マレーシア人、フィリピン人が多くて、最近は毎日のようにインドネシア語を話しています。だって、雪が降ったんだよ!シェアしないわけにはいかないよね。

まさかこんな、オランダでインドネシア気分でいられるとは、思ってもみなかった(笑)

お読みいただきありがとうございます。

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