シリアからオランダへ。故郷の味が繋げる人と人。シリアのおやつを食べた話。

先日、とある教会のクリスマスマーケットに行きました。物販のブースが多く並び、にぎわう中で、まだ若い男の子がみんなにおやつを配っているブースを見つけました。彼は、シリアから来た難民でした。

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1年前にシリアから難民としてやってきた男の子。

私はオランダに来たばかりだし、現地の人や、長くお住まいの方が難民についてどのような感情を持っているか、正直なところわからない。私の住む町にも、収容施設があるそうだし、それが縮小傾向にあるというニュース記事も読みました。

このシリアの若い男の子は、1年前に故郷から逃げてきて、僕の故郷の味を知ってほしいと、シリアのママが作るおやつを配っていました。おやつ自体は無料で、ドネーション(寄付)を受け付けていました。

こういう時にさ、色々聞けないのは私の性格なのかな。家族は一緒に来られたのか、とか、今住んでいた町はどうなっているのか、とか、いろいろ、いろいろ。聞きたいのに聞けなかった。

シリアのおやつ

写真で容器に入っているのがmamounyahというもの。セモリナ粉、砂糖、バター、水を火にかけてゆっくり練ったもの。

右側のパンケーキはLazakyatという名前で、たっぷりのミルクソースをかけていただきます。

素朴で、シンプルな材料で、そして優しく甘くて。どの国でも、ママが作る家庭のおやつというのはこんなものなのかもね。

彼は来る人来る人に、そのおやつの作り方を説明したり、美味しい?って聞いてみたりしていました。

異国の地で故郷の味を作ること。おかあさんの味をみんなに食べてもらいたいという気持ち。
想像すると、自分の心の中にある郷愁の念みたいなものが誘われるのですが、彼の故郷はたぶんもう、ずたずたになってしまっている。

チラシも配っていました。

自分たちのことを知ってほしいという思い

先日、シリア難民で結成された劇団の公演情報を発見しました。

2人のプロの俳優と、こちらでスカウトした7人のシリア人からなる劇団で、シリアの現状を伝えながら、自分たちもひとりの人間として幸せに生きたいだということを表現しているようです。

お菓子を配っていた彼もそうだし、演劇をしてあちこちで公演している劇団もそうだし、現実を知ってほしい、自分たちのことを知ってほしい、という思いがあるのだろうなと思います。

誤解されることもあるだろうし、他人事として見て見ぬふりをされることもあるのだろう。そんな中で彼らが故郷のためにできることをしている姿は素晴らしいな、と思いました。

たくさんの人たちに出会う国、オランダ

あまり「どこから来たの?」って積極的に聞くことはないのですが、子どもたちの学校の中にも、どこかの国から命からがら逃げてきた子がいる。家族と離れ離れになって暮らしている子がいる。親族の思いを全部背負って、勉強を頑張っている子もいる。

習慣も、金銭的な事情も本当にそれぞれ違う。そんな国に住んでいる中で思うのは、自分の視野の狭さや、”甘さ” もっともっと成長しなきゃなぁと思うのです。

もっと、幸せに、命に対して誠実に、生きられるように。

お読みいただきありがとうございます。

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