IND(移民局へ)で滞在許可申請。オランダ個人事業主ビザで家族移住 2016年10月 移民弁護士事務所に頼んだ場合

先日、移民局に行ってきました。色々日本人の方のブログを拝見したりして、自分たちのケースとの違いを感じたので、備忘録として。ちょっと写真が暗めです。ごめんなさい

日本人の起業ビザ

オランダは、かつての日蘭間での条約がまだ有効になっていて、日本人のフリーランスでの移住が比較的容易な国として注目を集めています。この件については、以下のページが詳しいです。移住サポートもしていらっしゃる方々です。

世界にはオランダがある

おらんだなう

Mari Holland

移民弁護士事務所を通さずに手続きをすることも可能ですが、家族付帯の場合は、その扱いの特殊性から、移民弁護士事務所への依頼が推奨されています。我が家も移民弁護士事務所さんに手続き全般について、お世話になっています。
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RijswijkのIND(移民局)googlemapで「IND」と調べると2つ出てきますが、ちょうど通りのコーナーにあるところです。

必要書類

我が家の必要だった書類は以下のとおり。

・パスポート(現地持参)
・パスポートの写真ページのコピー(スキャンして弁護士事務所に提出)
・申請書類(弁護士事務所から送られてきたものの指定個所にサインだけしてスキャンで返信提出)
・ファミリーレジスターサティフィケート(戸籍謄本を日本大使館で英訳、外務省でリーガリゼーションしたものをスキャンで弁護士事務所に提出)

「パスポート全ページコピー」や「家の賃貸契約書」などは我が家の場合不要でした。でも何があるかわからないので、目につくものは念のため全部持参しました。書類などはすべて弁護士事務所から(多分オンラインで)提出されていたようで、当日持参するのはパスポートのみで済みました。

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英語版の戸籍謄本です。1枚に家族5人分がまとまってる。

支払いについて

移民局へのアポイントメントは、弁護士事務所が取ってくれました。それと同時に申請料の請求が移民局から届きました(直接移民局からこちらにメールがくるわけではなく、すべて弁護士事務所に届いたものを解説付きで転送してくださいます)

個人事業主本人 1296€
配偶者 233€
子ども一人当たり 50€

2週間以内に支払う必要があります。振り込み先も記載されていましたが、私たちはまだ住民登録の際にもらえるBSNという番号をもらっていないため、銀行口座を作ることができません(移民局→市役所で住民登録→銀行口座というのが通常の手順)

オランダは銀行口座がないと振り込みができないケースが多いそうで、実際に大手銀行であるING、ABN-AMROの二行の窓口で聞いてみたところ「銀行口座がないと振り込みはできない」ということでした。

余談ですが、別件で(電気代の振り込み)振込用紙持参だと、GWK(ゲーウェーカー)という銀行で現金振り込みができました。デンハーグではセントラルステーションにあり、両替所も兼ねています。振込用紙がないケースの場合は未確認ですが、銀行で聞くと「GWKなら現金振り込みができるかも」という声をよく聞きました。結構、聞くと親切に教えてくれる。

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駅にあるGWKです。ただの両替所だと思ってたよ!

銀行口座のないケースの場合、移民局の支払窓口で、支払うことができるということで、アポイントメントの日に現金を持参しました。「なんでPINで払わないんだ」とキャッシャーの女性にも怒り気味言われたので、上記を説明。私悪くないもん!っていうときは、ちゃんと説明する度胸もついてきました、さすがに。

それだけ、現金ではなくカード決済(いわゆるデビットカード)が浸透しているオランダ。早くあのカード作りたい。憧れです。

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こういうところでもキャッシュレスで支払いができるようになるのだ。

現地での流れ

我が家のアポイントは13時45分。デンハーグ中心部からトラムやバスで30分弱で到着するのですが、不測の事態を考慮して(バスが止まるとか子どもがトイレで途中下車とか道間違えるとか)1時間前に出発。現地には30分前に到着しました。

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入り口を入るとレセプションがあり、予約時間と予約番号を伝えます。そこでレシート状の受付番号をもらいます。

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レセプションカウンター向かって右手の部屋に入ると、入ってすぐにキャッシャー、そして待合室とカウンターが並んでいます。電光掲示板があるので、自分の受付番号が呼ばれるのを待ちます。

予約時間前に行ったのにも関わらず、ほぼ待つことなく呼ばれスムーズでした。

ディズニーのアニメを放映しているテレビがあり、子どもたちはそこに釘付け。普段テレビを観ない子どもたちなので、こういった時の集中力はすごい!手続き中もずっとテレビに子守をしてもらいました。

番号が呼ばれ、カウンターに行きパスポートを提出。
「日蘭の条約に基づく申請ね」と言われ、あとはそのまま滞在許可のステッカーの発行作業をしてくださいます。子どもたちも存在を確認されただけで、窓口にいることなく済みました。

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発行されたステッカーがこちら。
紙で隠されたところには、パスポート番号やビザナンバーが書かれています。

パスポートへのステッカー発行と同時に、支払いのための現金支払いの書類を1通づつ作ってくれて、入り口付近のキャッシャーで支払い。領収印の押された支払い書類を窓口の担当者に戻します。

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支払ったレシートと、領収印を印刷した書類を返してくれたので、書類は手続きカウンターの担当者に返却。

その後、部屋の中にある階段を上がって、奥の小部屋にはいり写真撮影と指紋採取。終了後再度、手続きカウンターに終了の報告をして終了。

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続いての手続きは、住民登録

合計で1時間程度の滞在で、嫌な思いをすることなく、スムーズに手続きが終了しました。移民局というのは難癖をつけられる場所という、バリ島のイミグレのイメージが強くて、ちょっと気を張っていたので拍子抜けしました。疲れたー。

滞在許可申請が終われば、次は市役所での住民登録です。こちらも移民弁護士事務所が予約を取ってくれたのですが、移民が多いデンハーグ。予約の日はまだまだ先です。

お読みいただきありがとうございます。

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