13歳からのオランダ移住 学校探し その2

前回に引き続き、長男のオランダでの学校探しについてです。前回はオランダの教育システムについてや、インターナショナルスクールか現地校か日本人学校か、など数々の選択肢のある中で我が家の選択について書いています。ご興味のおありの方は前回の記事をご覧ください

その1

我が家の長男、8月で13歳になりました。日本だと中学一年生になります。この年齢での移住はなかなか大変なものがありました。今日と次回は、彼の学...
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移民の子のための学校

前回の投稿でも、「あぶれる人を作らない社会システムのオランダ」ということを書きました。移民の多いオランダでは、移民の子たちの行く学校というものがあります。転校生、言葉がわからない、文化が違う、というのは、子どもたちが孤立化しやすい大きな出来事のひとつです。オランダに居住するのであれば、きちんとしたサポートが受けられて、孤立化せずにこの国の構成員として教育を受け、生活していくことができます。

我が家は、ここにたどり着くまでに本当に時間がかかりました。移住前にオランダにはそういったシステムがあるということを知っていたし、聞けばすぐに情報がわかるんだろうと思っていましたが、そう簡単にはいきませんでした。

デンハーグはcity hallにインターナショナルセンターがあって、そこでも色々聞いてみたのですが、うーん・・・・とても好意的にいろいろ教えてもらったものの、核心的な答えを得られず。

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市のサイトで教育システムも見られるし学校検索もできるよ。あとは行きたい学校に申し込んだらそこが協力してくれたりアドバイスをくれるかも、みたいな回答。「移民の子たちが行くような学校はないんですか?」と聞いても、そんなものはないといわれ・・・・(でも、実際にはあったんです。下に載せておきます)

これは、市町村によってかなり違いがあるようで、デンハーグは移民の子たちの学校の数自体が少ないようで、ロッテルダムなどはもう少しスムーズだとのこと。

レセプションスクール、トランジットスクール、taal school,taal klass,kopklass などの単語で本気検索。市の学校検索のサイトも全部google翻訳をかけて英語や日本語に直し、中学生になる息子を受け入れられそうなところをピックアップして問合せ。それでも「オランダ語がちょっと喋れる子用なので、全然喋れない子は受け入れられない」と言われたりして、まさにたらい回し状態。possibleとメールに書いてあったときは、思わずガッツポーズ。

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面接・試験・そして入学へ

受け入れることはできる、というものの、知能テスト、言葉を使わない計算テスト、英語テストを受けてもらいますといわれ、ナーバスになる長男w いわゆる通常級で受け入れ可能かどうかを確認するためのテストだったようです。英語は実力によるクラス分けのためで、学校には英語も話せない子どもも通っています。

あんなに自信なさそうだったのに、面接時に「英語は話せる?」と聞かれ、胸を張って「イエス!」と答える息子。すごいなその自信、どこからくるのだろうか。(私は必ず最後にlittle bitとつける自信のない人)

小学校6年生までの算数は自宅学習で終わらせていたので、一応成績は良かったようで、その場で入学が決まりました。学年を落として入学することも検討していたので、ほっとしました。

私はというと、面接に相方ではなく私が連れていくことになって、ナーバスw
自分の英語力の自信のなさに夜寝られないわ、起きてしまって何をどう話そうか(今まで日本を出てからどのように勉強していたか、通学歴や息子の性質などを話す必要があった)考えたり、珍しく母にメールで泣き言をこぼして励ましてもらったりしました。あはは。

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これはいま学校でメインで使っているテキスト。オランダ語の勉強のためのものです。

実際先生方は、英語の得意ではない、新しくオランダに来た人の対応に慣れていて、私がゆっくりひどい英語で話しているのも理解してくれました。為せば成る!

入学が決まり、翌日から通学になったので、必要な辞書やノート、ファイル、体育用の靴にジャージなどを購入。

ちなみに、家は決まっているものの、まだ居住許可が取れていない段階です。移民局に出す書類を弁護士事務所に用意してもらっている段階でも通学が許可されました。これはほかの学校でも同様のようです。

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オランダ語の国語辞典。ひとつはNT2(第2外国語がオランダ語)用。これにオランダ語―英語の辞書も。日本語への訳はタブレットに入れている辞書で、自宅学習の時に。

長男との勉強の日々。胸にこみ上げるもの

過去の投稿にも書いているのだけど、長男の教育問題は、ずっと悩んでいたことだった。それは小学校に入学する段階でも悩んでいたことだし、沖縄で公立校に行ったときも、バリ島でインターに行こうか体験したりしたときもそう。家庭教師の先生とのこと。学校に行きたいと言い出してから移った台湾で学校に行けず、ずっと家庭学習をしてきたときのこと。

やっと願いがかなえてあげられたこと、今までサポートしてくれたたくさんの人たちへの感謝の思い。今までやってきたことが無駄にならず、役にたったこと。なんだか肩の荷が下りて、ほっとして、涙が出てきそうに。よかったね、長男。よく頑張ってきた。

全面的に、オランダでの子どもの学校入学問題を、私の主導にしてくれた相方にも感謝をしたい。いつも、英語のコミュニケーションについては彼に頼ってばかりだから、私が最後の一押しを、自分がしてあげられたという満足感は、ちょっと「ダメじゃないじゃん私」というちっぽけな自己肯定にもつながった。大丈夫だ。これからもやっていけるはず。

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学校生活はこんな感じ

学校は月曜日から金曜日まで。息子の学校は、一日4-6コマくらいの授業があって、日によって登校時間もまちまち(大学の講義みたいな感じ)英語と数学は能力別。オランダ語やオランダについての勉強がメインですが、いわゆる社会科や理科などの時間もあるし、体育やアートの時間もあります。毎日宿題も出ています。

校舎も大きくて明るく、パソコンなどの設備も最新のようです。子どもたちも先生も、オランダですからもちろん、自転車通学ばかり。

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通学路。小さく長男が見えます。

彼のクラスメイトは、イタリア、チェコ、フィンランド、イギリス、トルコ、ウクライナ、パキスタン、日本(日本人の子もひとりいた!)など、世界中から集まった中高生で構成されています。

まだ親友と呼べるような、望むようなお友達はできていないようですし、入ったばかりの転校生。普通の中学生の空気感に洗礼を受けている状態のようです。楽しいことも多い学校生活のようですが、どこに行っても、同じような悩みというのはついて回りますね。

「日本人って、毎日寿司食べるの」って聞かれたっていうから、ウケ狙いで太巻き弁当にしたら(ムスリムの子でも食べられるように具にも気を付けて)、お弁当時間に「寿司だ寿司だ」って人だかりが出来てしまったらしい。

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有機野菜とテンペ!入れたマヨネーズだってオーガニックだぞ
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お友達にもあげたりしたらしいのだけど、もう人だかりができるのは困るから、次からはサンドイッチでいいそうです。無駄に目立ちたくないと。

学費が気になる方もいると思うので、一応書いておきます。保護者の協力金として年間100€(約12000円)のみ。入学準備のあれこれをそろえるのに100€弱くらいかかりましたが、日本の公立中学校でも、教材費など支払額はもっと高いのではないでしょうか?

デンハーグのレセプションスクール

最後に、デンハーグの「移民の子たちのための学校」情報を。インターナショナルセンターで「知らん」と言われましたが、ちゃんとリーフレットがあります。たぶんインターナショナルセンター含む市の図書館などの主要施設には置いてあるのではないかなと思います。私の目が見つけられなかっただけなんだ、たぶん。

私たちは長男の学校が決まり、書類を書きに学校に行ったときに、先生が「そういえば子ども3人いるって言ったけど、ほかの子どもたちの学校決まったの?」って聞いてくれて、この資料をくれたのです。

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市内の新しく来た子どもたちを受け入れる学校全部の連絡先が載ってるよー。

ということで、今後お子さん連れでオランダ移住を希望している方、特にデンハーグに住むことを検討している方には少しは役に立てるかな?という我が家のケースのご紹介でした。

明日からなんと小学校に通学の5歳(日本なら年長さん)の次男についても、今度書こうかな、どうしようかな。。。ご希望があれば書きます。

お読みいただきありがとうございます。

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