もう明日で2015年も終わり。我が家にとっては、(珍しく)長いスパンで先を見据えた
行動を起こした1年でした。
社会を構成する一員であるとともに、大きな責任があることを実感している
30代後半。今年一年に感謝をするばかりです。
年末の香りといえば・・・
みなさんなんですか?お正月飾りの青っぽい香り?家庭用洗剤の、大掃除の香り?お餅つきの、お米から立ち上る湯気の香り?おなますや、コハダの粟漬けの、お酢の香り?
私にとって、年末の香りは
煮豚を煮る、お醤油の香り
です。
必ずお正月前には母が作っていたもので、石油ストーブの上でことことことこと・・・・
煮詰まったお醤油は、豚肉のうまみが染みていて、その後のお料理に美味しい風味を与えてくれます。
今日は、お醤油風味ではなく、ただの「ゆで豚」を製作している最中の更新です。
台湾は、市販されているお醤油に甘みがついていることが多いので、縛って、生姜やおネギの頭なんかと茹でるだけ。煮汁はよいだしが出て、ラーメンやスープの出汁になるし、ゆで豚は、お好きなタレを作れば色々楽しめるし。
たくさん作っても、結局1日で無くなってしまう我が家です。
ほのかな、ほのかな、香り。
私はアロマという、凝縮されたエッセンスを使う人だけれど、もっともっと微細な香りに惹かれている。それは、台湾のお茶のおかげでもあるし、時折足を運ぶ、香道関連のお店のおかげでもあるし、すごく鼻の効く、三男のおかげでもある。
正直な所、多分311以降、自分の本当の嗅覚は戻って来ていない。いつも3割足りないような、そんな感覚。それでも仕事は出来るし、嗅覚の不足分は第六感が補ってくれているから特に問題ないのだけど、哀しさがあるんだ、常に。
2016年は、その感覚を取り戻したい。バリにいた時の、匂い立つような花の香りやエネルギッシュな野菜の香りなどは、やっぱりあの日差しの下だから似合うのだなぁと思うしそれが懐かしくなったりもする。
今は、ちょっと曇天の、温かみが欲しい、そんな感じ。やっぱり緑茶じゃなくて青茶を選びたいし香りもウッディなものに、惹かれる。白檀、沈香、桂皮。
2015年の香りは、なんだろう
やはり、3年半住んだバリ島を、9月に引き上げたというのは、大きな一歩です。
だから、台湾っぽい香りかなぁ。。。
この茶壺は、フランス人の友達の作品。これバリ時代の写真なんだけど、この茶葉の袋、九份茶坊のだね
お茶の香りか、臭豆腐の香りか。
とにかく、以前の投稿にも書きましたが
私は、香りのために、今、台湾にいる。
香りに願いをこめて
昔編んだ蔓かご。やっぱり暑い日差しの下でできない手仕事が好き。
基礎講座で、プルースト効果のことを必ずお話しています。プルースト効果は、「香りが記憶を呼び起こす」こと。これを、新年や新月のお願い&決意表明のときに使ってみることは
とても効果があります。よく年始には、お守り香水作りのWSやってましたね、私^^
くじけそうなときも、不幸せだなぁと感じるようなときも、お守りになる香りを嗅ぐことで
初心に戻れたり、もう一回頑張ろうと思えたり、幸せな時だってあるじゃん!って思えたり。
そんな香りのお護りを、新年には是非みつけてみてくださいね。
飛躍の、そして満たされた2016年になりますように・・・・